本日のイベント(6月11日(土)・12日(日))


□■ 「珠玉のヨーロッパ絵画展」いよいよこの週末限り ■□

長らくお楽しみいただきました当館の企画展示「珠玉のヨーロッパ絵画展」が、この週末(12日(日))で最終日を迎えます。
まだご覧になられていない方は、ぜひお急ぎ下さい。

この展覧会は長野市在住のコレクター長坂剛氏が長年にわたり収集した「長坂コレクション」から、17世紀西洋のバロック美術の宗教画・世俗画と、19世紀の肖像画・風景画・風俗画などを中心にした、58点の油彩画を展示しているものです。展示作品を国別に見ると、17世紀バロック美術はイタリア、スペインを中心にオランダ、フランドル(現在のベルギー)、フランスなどの画家の作品からなり、19世紀の作品では上記の国々の他に、イギリス、ドイツ、オーストリア、ロシアなど、幅広い国々から作品が集められています。お国柄の違いもあり、バラエティに富んだ作品が楽しめる展覧会です。
集められた画家の顔ぶれは、決して当時の大御所クラスとはいえませんが、技術的には修練を積んで高い技量を身につけた画家ばかりであり、何よりも当時の空気を呼吸し、その時代時代における芸術のあり方を十二分に体現している存在ばかりです。むしろその、平易で親しみやすい表現や、当時の人々の好みを反映したモチーフ選択などは、バロック時代や19世紀の美術界の空気を忠実に伝えるものであり、いわゆる巨匠の作品展以上に西洋絵画を身近に接するのに最適な展覧会であると言えるでしょう。


『珠玉のヨーロッパ絵画展−バロックから近代へー』
◆会 期:2011年4月16日(土)−6月12日(日)
◆観覧料:950円(750円)、高大生 650円(500円)、小中生 450円(350円)
     ( )内は前売および20名以上の団体料金
◆展覧会構成:油彩画 58点
 第1部 バロック絵画(17世紀を中心に):宗教画 19点、世俗画 7点
 第2部 近代絵画(19世紀を中心に):肖像画 10点、風景画 8点、風俗画 14点

★企画展の観覧券で、常設展「滋賀の工芸」「マチスピカソ」もご覧いただけます。
★毎日、午後1時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。

□■ 「くつろぎ美術館」地元のこだわりの味をご提供 ■□
当美術館2階「くつろぎルーム」において地元の店が、軽食などを販売いたします。ぜひ昼下がりのひとときを、美味しい軽食とともに美術館で優雅にお過ごし下さい。出店は下記の店です。

◆6月11日(土)
【森のBe-Cafe】(野洲市) 焼き菓子、挽きたて珈琲等販売
◆6月12日(日)
【メイあんどさつき】(湖南市) 天然酵母と自然素材のこだわりパン販売

場所は美術館2階くつろぎルーム、実施時間はいつもと同じ、12時頃から午後3時頃までの予定です(売り切れ次第閉店)。