サポーター活動のご紹介(2)


現在当館では、美術館サポーターの13期生を募集中です。
サポーターの活動内容を紹介するシリーズの第2弾として、今回はサポーターが有志で班を作って行っている、独自の活動班の幾つかをご紹介いたします。



●広報活動班
当館が実施する展覧会の存在を、広く草の根的に広報するのが広報活動班の役割です。サポーターが自分たちの身近なところ(店舗や集会所など)にポスターの掲示、チラシの設置を行ってもらえるよう、直接出かけてお願いする活動を行っています。美術館職員とともに、より効果的な広報のための検討会議も行っています。



●資料班
展示解説班が行う作品解説のための資料を作成するのが、資料班の仕事です。学芸員から渡される資料をまとめ、サポーターが理解しやすい形に整理してゆきます。サポーター用の資料として用意された図書や映像DVDの管理も行っています。



●サポーター通信班
サポーター間、およびサポーターと館職員との交流と情報交換のために、「Supporters Newsletter」という機関誌を年4回定期的に編集・発行しています。この編集業務に携わっているのがサポーター通信班で、美術館に関わる人たちが本音で語り合えるような場を作りたいとの願いで活動しています。



●自主勉強班
サポーターには現在、美術館が用意した養成プログラムや、月1度の学習会、そして年一回の研修バス旅行といった勉強のための場が用意されていますが、これとは別にサポーター自身が、見識と意識を高めるために自発的な勉強会を開催しています。この勉強会の企画立案に携わっているのが自主勉強班で、現在2つのサブグループに分かれています。そのうちの「解説研修班」は現在、子どもの来館者向けの「対話型の美術鑑賞」に取り組み、一方的な知識の押し付けではない、参加者全員がおしゃべりしながら作品の見方を深めてゆくイベントの実施に向けて研鑽を重ねています。その研修の成果は、イベント「おしゃべり美術館」などで披露しています。
もうひとつの「プロジェクト勉強会」は通常の学芸員による解説よりももっと奥に踏み込んで、各学芸員の専門分野の話を聞く試みです。学芸員の知識や本音、最新の美術情報まで、さまざまな話を聞くことで、美術という世界への見識を広めるとともに、学芸員とより親しくなるのが目的です。



●映画会班
当館は作品のほかに資料として、美術に関連した16ミリフィルムを数多く所蔵しています。その中には日本では当館にしかない、貴重なフィルムも含まれています。イベント枠の縮小でこれら映画フィルムを一般来館者に対し上映会する機会が無くなってしまったため、代わりにサポーター有志が不定期に、これらフィルムの上映会を行っています。また映画会のポスターもサポーターがデザインしています。



■第13期サポーターの募集要項について
◆ 募集人数: 13期生 若干名
◆ 任 期: 2年間(継続希望があれば2回まで自動更新可)
◆ 応募資格:
(1)滋賀県立近代美術館の活動方針に関心があり、積極的に活動する意思のある方
(2)平成25年4月1日現在で、年齢満18歳以上の方
(3)週1回程度の活動(曜日は希望に応じます)と、 月1〜2回程度開催される研修会への出席が可能で、かつ担当業務に最低2年間継続して活動可能な方
◆ 応募方法: 指定の応募用紙に必要事項を記入の上、平成25年1月31日(木)(必着)までに下記申込先まで封書またはFAXでお送り下さい。応募用紙は美術館、県庁文化サロンの他、県の主要な機関に設置しています。また、美術館ホームページから用紙のダウンロードも可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
◆ 募集期間: 平成25年1月31日(木)まで
◆ 選 考:面接(2月実施予定)により選考を行います。なお、面接に要する交通費は自己負担となります。
◆ 申込・問合先:
 〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740−1 滋賀県立近代美術館 サポーター係
       Tel. 077(543)2111 Fax. 077(543)4220