秋の美術館講座「イラストレーションの200年」受講申込み締切り迫る!

毎年春と秋の2回、美術の歴史や作品の見方、制作技法などについて、一般の方々を対象にわかりやすく解説する「美術館講座」。秋の講座の申込み締切りが、今月10日に迫って参りました。ご興味のある方は、ぜひともご受講ください。
第57回目となる今年秋の講座は「イラストレーションの200年」と題し、印刷術の発達と軌を一にして発展を遂げてきたイラストレーション芸術の流れを取り上げ、絵画芸術とは異なるその魅力と歴史を一般の方々にもわかりやすく解説いたします。今回は特に、マスメディアの発達とともにイラストレーションが急速に人口に膾炙していった、19・20世紀の200年の動向を主に取り上げます。
第1講「19世紀:世界の膨張とイラストの黄金時代」では、マスコミや交通手段の発達がもたらした市民生活の変貌と、オリエンタリズム(東方趣味)などの異国趣味がイラト芸術にもたらした影響に焦点を当てながら、ヨーロッパの作家を中心に「イラストレーションの黄金時代」と呼ばれたこの時代を概観いたします。
第2講「20世紀:デザイン、メディアとイラストレーション」では、現代美術のみならず広告や映画などとの関係に注意を払いつつ、次々と新しい境地を切り拓いていった20世紀のイラストレーションの流れを、欧米を中心に日本の状況も交えて概観いたします。

▲アーサー・ラッカム「不思議の国のアリス」より 1907年

ノーマン・ロックウェル「家出」1968年


□■秋の美術館講座「イラストレーションの200年」■□
■開催日:2013年 11月23日(土・祝)  午前10時半−−午後3時
■内 容:午前10時半〜12時  第1講『19世紀:世界の膨張とイラストの黄金時代』
     午後1時半〜3時  第2講『20世紀:デザイン、メディアとイラストレーション』
■講 師:平田健生(当館主任学芸員
■受講料:無料
■会 場:滋賀県立近代美術館 2階ワークショップ・ルーム
■定 員:40名
■申し込み方法:
※郵便往復ハガキの場合
郵便往復ハガキに (1)郵便番号・住所、(2)氏名(ふりがなも)、(3)電話番号、を明記の上、下記までお申し込み下さい。電話による申し込みは受け付けませんので、ご注意下さい。
 宛先:〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740−1
            滋賀県立近代美術館「美術館講座」係
※インターネットの場合
美術館ホームページの美術館講座受講申込みフォーム(こちら)をご利用下さい。携帯電話・スマートフォンから応募される際は、パソコンからのメールを受信拒否設定なさらないでください。なお一部携帯電話からの申込みはできません。
■受講決定通知:
受講決定者には締め切り終了後、折り返しその旨を通知いたします。なお、受講希望者が相当多数の場合、会場の都合などのため、やむを得ず抽選で受講者の決定を行うことがありますので、あらかじめご了承下さい。
■申込み締め切り:11月10日(日) 必着