〈開館30周年記念ワークショップイベント〉 ポリプレプのつくりかた!−みんなでつくるインスタレーション−開催しました!!

8月19、20日の2日間、アーティストの河合晋平さんを講師にお招きして、開館30周年記念ワークショップイベント「ポリプレプのつくりかた!」を開催致しました!

″ポリプレプ″とはアーティストの河合晋平さんが生み出した「存在物」のこと。生き物ではないけど、まるで生きて見える「ふしぎなもの」。″ポリプレプ″を作るのに必要な材料は、透明PET板※(70c×70c 2枚)、アクリル絵の具 です。  ※プラ板に似た素材
完成したみんなの作品はワークショップ終了後、1階のギャラリーの床に並べてインスタレーション作品として展示をしました!


まず河合さんから作品と制作手順のご説明

アクリル絵の具のチューブを鉛筆の様に持ち、PET板(前もってマスキングテープで2枚つなげたもの)の片面側にチューブから絵の具を直接落として点を置いていきます。



絵の具の色は、白、ベージュ、はだ色、おうど色、オレンジ、黄色を使用。点々の色、大きさ、搾り出し加減、みんな色々!



点々‥点々‥PET板の片面いっぱいをひたすら点でうめていきます。自由なイメージを膨らませながら〜根気よく作業は続きます。点々が面いっぱいになったら!



次は、もう片方のPET板の表面にベース色になる青色の絵の具をべったり塗ります!お好み焼きのソースを塗るイメージ〜この作業はコツがいるので河合さんと助手の方にお任せ。



そして、2枚のPET板を重ね合わせます!二人でPET板の端を持って起こし、慎重に重ね合わせます。



2枚のPET板が重なった瞬間、片面のPET板に描いた点々が徐々に浮かび上がってきました!今度は指先を使って、PET板の中心から外側へ空気を押し出しながら丁寧に押さえていきます。点々が、はっきりと浮かび上がってきました!この瞬間が感動的!気持ち良いです!!



押されて伸びていく点‥きれいな形のままの点‥‥点々たちは個性たっぷり!みんな2作品ずつ制作し、2枚目はワークショップ終了後にみんなの作品を集めてインスタレーション展示にすることを頭にいれながら、絵の具の色、点の配置を考えながら制作しました。



ワークショップ終了後、完成作品の一部を並べてみました!



そして後日、1階のギャラリーに並べられた作品たちはこんな風に一つのインスタレーション作品となりました!〈展示期間は8/21〜8/24〉並べられた作品、なんと126枚!!



離れて見るとキラキラ光る海の様!近くで見ると色々な表情をした点々たちが‥生命力いっぱいに動く細胞の様です!展示期間中に観にきて下さった参加者の皆さん、ご自分の作品は見つけられましたでしょうか?

今回、1人2枚制作でなかなか根気と体力のいる作業が続きました。最後まで作品を作り上げて下さった参加者の皆様、そして素敵なワークショップを企画して下さった河合さん、河合さんの助手の方々、サポーターの皆様、お疲れさまでした!皆様のおかげでこんなに気持ちの良い大きな作品を完成させることが出来ました!
本当にありがとうございました!!