たいけんびじゅつかん「きかがくもようのアクセサリー」を開催しました

たいけんびじゅつかん「きかがくもようのアクセサリー」を6月21日(日)に開催し、大人と子ども合わせて41人の方に参加していただきました。

今回のたいけんびじゅつかんは、企画展「魅力再発見!秘蔵コレクションとの遭遇」と関連したワークショップです。この展覧会は、普段は見ることの出来ないまとまった数のコレクションがある作家の8名を厳選し、館蔵品の新たな魅力を発見してもらう内容となっています。たいけんびじゅつかんでは、そのうちの一人であるオノサト・トシノブに注目い、幾何学模様のアクセサリーづくりのワークショップを企画しました。

オノサト・トシノブは1912年に長野県で生まれた画家で、錯視現象を活用したカラフルな幾何学的作風で知られ日本の抽象絵画の先駆者です。1960年代から晩年に至る油彩・版画作品によりその魅力を紹介します。

初めは、今回の企画展担当の学芸員より、展覧会のギャラリーツアーを行いました。
子ども達は、オノサト・トシノブの絵画に隠された丸や星などの図形探しを楽しみながら、じっくり鑑賞してくれました。

鑑賞後は、きかがくもようのアクセサリー作りです。今回は四角、円、六角形のうち好きな形を選び、定規やコンパスだけを使用して、自由に線を引き、幾何学模様を作りました。

↑まずは最も大事な下絵づくりから



↑下絵ができたら色鉛筆で色をぬります。

↑とっても細かーい。きれいに塗っていますね。

下絵が完成したら、半透明か透明のプラバンを選び、下絵の上び重ねて、色鉛筆または油性ペンで色を塗っていきます。

↑ダーツの的のような模様。とってもカラフルです。

↑こちらはレモンのような模様。さわやかですね。

↑油性ペンで模様を塗っていますね。なんだかステンドグラスのようです。

↑色塗りが終わったら、形をはさみで切り抜きます。

↑オーブントースターを用意し、プラバンを40秒程加熱します。

↑縮んでいますね。取り出して、本に挟んで冷まします。

↑プラバン本体の完成!3分の1程の大きさになります。

↑きれいに出来上がると嬉しいですね。

↑最後に完成したプラバンをキーホルダーまたはブローチにします。

↑みんなの作品を並べて鑑賞しました。
どのアクセサリーもキラキラしていてとってもすてき!
ぜひ、お気に入りのかばんや洋服につけてみてくださいね。

今回のたいけんびじゅつかんはいかがでしたか?プラバンとオーブントースターがあればおうちで簡単に出来ますので、またオリジナルのアクセサリーを作ってみてくださいね。

次回のたいけんびじゅつかんは、7月19日(日)・20日(月・祝)開催予定の「もしゃ・モシャ・模写!」です。

本物の絵を間近で見ながら、本格的にマネしてみよう。作者と作品を理解すれば美術がもっと好きになるはず!

対象:小学4年生〜18歳(高校生以下)※小学生以下は保護者同伴
応募締切:7月6日(月)必着 材料費:一人700円
常設展「夏休み子ども美術館 カゲとカタチの大ぼうけん」を鑑賞します。

このイベントについて詳しくはこちらまで。皆様のご応募お待ちしております。