たいけんびじゅつかん「まる・さんかく・しかく」を開催しました

たいけんびじゅつかん「まる・さんかく・しかく」を8月23日(日)に開催し、大人と子ども合わせて17人の方に参加していただきました。
とてもいいお天気に恵まれたこの日は、屋外でみんなが協力して作品をつくりました。


今回のたいけんびじゅつかんは、当館のコレクションを、子どもにもわかりやすい解説で親しみを持ってもらうための展覧会「夏休み子ども美術館−カゲとカタチのだいぼうけん−」の関連ワークショップです。


初めは、担当学芸員より、展覧会のギャラリーツアーを行いました。ワークショップのテーマに合わせ、作品の中に潜むカタチを探しました。


学芸員「この作品に○はいくつあるでしょう?」
 子ども達「ここにもあそこにもあるよ!」


ギャラリーツアーの後はいよいよワークショップです。
「まる・さんかく・しかく」とは一体どのようなワークショップなのでしょうか。

今回の講師は美術家の永原ゆりさん。
写真の作品をメインに、写真を使った大掛かりなインスタレーションの制作などを国内外で発表されています。


①まずは予行練習。プロジェクターに映し出されているのは、ワークショップルームの壁と床です。プロジェクターに赤いテープを4枚貼っています。


②実際の壁と床に赤いテープを貼り、画面上では正方形に見えるようにします。


③完成しました。壁と床には不思議な形が現れました。


④画面上で確認すると、四角になっています。
このように、実際は歪んでいる形が、ある一点から見ると正確な形が現れるようにするのが今回のワークショップの内容です。

いよいよ美術館を出て、子どもも大人もみんなでチャレンジ!


まずどこで形を作るかグループごとに話し合い。
階段の段差を使うところもあれば、地面を使うところも。


協力してながらテープをペタリ。


カメラを固定してのぞきながらみんなに指示を出しています。


段差のところ、うまくはれるかなー?


暑い中、休憩を挟みながら約1時間かけて全員完成―!


↑こちらが一番早くできあがりました。おうちにオリジナルの窓をつけて完成!


↑みんなでお山のてっぺんへ!とんがりが上手くできましたね!


↑最後はおひさま!まるの形はとても難しいそうですが、大成功です!


どのグループもとっても大満足の仕上がりに!
普段、部屋や建物を使って作品を作ることや、みんなで力を合わせて一から作ることもなかなかできないと思うので、みんな楽しんでくれたようです。

今回の作品は持って帰れませんが、代わりに夏休み最後の家族の思い出をいつまでも大切にしてくださいね。
暑い中のワークショップ、お疲れ様でした!