滋賀県立近代美術館 平成28(2016)年度の常設展予定

◆常設展示室1(近代の日本画と郷土ゆかりの美術)◆

■滋賀の工芸
 3月29日(火) − 5月15日(日)
鉄釉陶器の清水卯一、紬織着物の志村ふくみ、京友禅森口華弘の3名の人間国宝や、信楽焼の作家を中心に、滋賀県ゆかりの工芸を紹介します。
写真:志村ふくみ「夕虹」 昭和39(1964)年



■近江と京都画壇
 5月17日(火) − 6月26日(日)
幕末〜明治期に、伝統と変革の狭間で新しい道を拓いた京都画壇。そこで活躍した画家の中から、岸竹堂、山元春挙など近江ゆかりの画家たちにスポットを当てて紹介します。
写真:岸竹堂「虎図」 明治24(1891)年



■夏休み子ども美術館「ヒトツがならんでイッパイふえて」
 6月28日(火) − 8月28日(日)
毎年夏休みに合わせて開催する、親子そろって楽しめる展示です。今回は作品を作る基本要素である「数」および「秩序」「反復」に焦点を当てて、バラエティ豊かな日本画・現代美術作品を紹介します。
写真:守屋多々志「衣香」 昭和50(1975)年



日本美術院セレクション
 8月30日(火) −10月23日(日)
岡倉天心が明治31(1898)年に創立した在野の美術団体・日本美術院の画家たちの作品から、横山大観菱田春草、下村観山などの優品を一堂に展示します。
写真:菱田春草「落葉」 明治42(1909)年




■滋賀の洋画
 10月25日(火) −12月18日(日)
故郷・蒲生野の風景を生涯描き続けた野口謙蔵、関西の洋画壇で活躍した黒田重太郎など、滋賀県ゆかりの洋画家たちを取り上げます。
写真:黒田重太郎「薮の中の説法場」 昭和36(1961)年


■新収蔵品を中心に
 2017年 2月4日(土) − 3月5日(日)
平成27年度の新しい収蔵品を中心にした展示です。



■近江の古美術
 3月7日(火) − 3月31日(金)
近世以前の近江国(滋賀県)に遺された古美術作品を多数紹介します。
写真:紀楳亭「夏山書屋図」(部分) 江戸時代後期


◆常設展示室2(アメリカと日本を中心とした現代美術)◆

■色と形のリズム
 3月29日(火) − 6月26日(日)
抽象表現主義からミニマリズムへといたるアメリカの現代美術を、具体的なモチーフを持たない「色」と「形」が生み出す「リズム」をキーワードに紹介します。
写真:ケネス・ノーランド「カドミウム・レイディアンス」 1963年



■夏休み子ども美術館「ヒトツがならんでイッパイふえて」
 6月28日(火) − 8月28日(日)
毎年夏休みに合わせて開催する、親子そろって楽しめる展示です。今回は作品を作る基本要素である「数」および「秩序」「反復」に焦点を当てて、バラエティ豊かな日本画・現代美術作品を紹介します。
写真:今井祝雄「ヴォワイヤン」 1994-2010年



■グリッドの美学
 8月30日(火) −12月18日(日)
20世紀以降の美術において作品を構成する重要な要素が「グリッド(格子)」です。多くの芸術家たちがグリッドを用いて生み出した作品の数々を通して、その豊かな造形性を探ります。
写真:桑山忠明「無題」 1965年



■物質と素材
 2月4日(土) − 3月31日(金)
工業製品や廃棄物、綿や麻、竹や陶土など、現代美術の作品に使われる様々な「素材」に注目しながら、そうした素材の物質性を強調した作品を紹介します。
写真:イヴ・クライン「RE42」


常設展示《日本画・郷土美術》《現代美術》
休館日:毎週月曜日(月曜が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館)
観覧料(共通):一般 500円(400円))、高大生 300円(240円)、小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金。
※企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。