「時と風景─未来をつなぐコレクション」展、いよいよ今週限り!
好評開催中の館蔵品による企画展示「時と風景─未来をつなぐコレクション」の会期が、いよいよ今週末、6月26日限りとなりました。まだご覧になっておられない方はお急ぎください。
本展は、滋賀県立近代美術館所蔵コレクションの中から選りすぐった現代美術作品を中心に、20世紀以降の作家たちが「時」と「風景」という2つのテーマどのように捉えたのかを、豊かな作品の数々を通じてご覧いただこうとするものです。
「時」と「風景」。この2つのテーマは洋の東西を問わず古くから美術作品の中に表現されてきました。とらえどころがなく、目で見る事のできない「時」は個々の作品として可視化され、見る者を深い哲学的な問いに導きます。そして眼の前にある「風景」は、それを写実的に捉えたものだけではなく、抽象的な造形言語や、目に見えない心の景色としても表象されます。時と風景は、多くの人がいまここで共有していながら、同時にひとりひとりの中にだけ流れ存在し、個々の記憶や思い出とも深く結びついてゆくものではないでしょうか。
▲クリフォード・スティル《PH-386》 1955年
(C)Clyfford Still / ARS, N.Y. / JASPAR, Tokyo, 2016 E2061
▲クリスト《包囲された島》 1981年 (C)Christo 1982
▲福岡道雄《飛ぶ 2》 1995年
▲岡田修二《水辺 14》 2001年
■「時と風景─未来をつなぐコレクション」
◇会 期:平成28年 4月23日(土)─6月26日(日)
◇休館日:毎週月曜日
◇観覧料:一 般 800円(600円)/高大生 500円(400円)/小中生 300円(250円) ( )内は前売および20名以上の団体料金
◇主 催:滋賀県立近代美術館、京都新聞
◇後 援:NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、滋賀県教育委員会
◇出展作家:岡田修二、河原温、福岡道雄、三橋節子、宮島達男、アンリ・マチス、クリスト、クリフォード・スティル、ロバート・ラウシェンバーグ、他