新緑と花の季節です

雨にたたられることが多かった4月ももうすぐ終わりです。初夏の到来が間近に迫り、「目には青葉、山ほととぎす、初鰹」の句が思わず頭に浮かぶようになりました。美術館の周囲も、公園の木々の新緑がいちばん美しい季節です。

上の写真は美術館の入口そば。爽やかな緑が目に心地よい眺めです。まだ淡い緑一色で、初夏の花々の鮮やかな色も見えませんが、これからゴールデンウィークにかけて、写真の左側に今年は開花が遅れていたユキヤナギの白い花が咲き乱れるようになることでしょう。ユキヤナギの花が終わると、今度は中央の植え込みから、ツツジの真っ赤な花が次々と現れるはずです。

上の写真は、企画展示室の途中にある休憩室から見える「日本庭園」です。ここもまだ淡い新緑ですが、次第に緑が濃くり、あちこちに植え込まれた花々が順番に開いてゆきます。写真の右下に少し覗いているのは遊歩道の両側に広がる「菖蒲園」。5月下旬から6月にかけて、ハナショウブの紫色の花が美しく開き、展覧会鑑賞の合間に休憩室でくつろぐ来館者を、楽しませてくれることでしょう。