「ドゥシャン・カーライ展の会場から その4

4月24日(土)から始まった「ドゥシャン・カーライの超絶絵本とブラチスラヴァの作家たち」展。その会場の様子を、もう少し見てゆきましょう。

上の写真は絵本原画の展示風景。少しでも多くの原画をお客様に見ていただくために、ひとつの額縁の中に複数の作品を収めたり、額を上下二段、三段に展示するなどの工夫を凝らしています。

そして原画と同時に、世界各国で出版された絵本の実物を展示し、比べてご鑑賞いただけるように配慮を行っています。故国のスロヴァキア語はもちろんのこと、世界の様々な言語で彩られた絵本の数々は、たとえ読めなくても見ているだけで楽しいものです。

本展はカーライ自身や、多方面からの協力者の尽力により、これまでに出版されたカーライ関係の出版物の、ほとんど全てを網羅して出品しています。上の写真はガラスケースの中にずらりと並んだ書籍の数々。好事家垂涎の貴重な稀覯本も多数含まれる、またとない展示です。本展にご来場の際は、ぜひこういった書籍の展示にも関心を向けて下さいね。