平成23(2011)年度の企画展予定のご案内
お待たせいたしました。平成23(2011)年度に当館で開催予定の企画展示のラインナップをご案内いたします。今から予定を組んで、ぜひともご来館いただきたいと思います。
2月19日(土) −4月10日(日)
『襖と屏風−暮らしを彩る大画面の美』
大きな部屋を間仕切る建具でありながら、そこに絵画を表すことによって日本の大画面となった襖装や屏風装の作品。本展では江戸時代から近代の襖や屏風にスポットを当てます。
図版:池田遙邨「江州日吉神社」
4月16日(土) −6月12日(日)
『名画につつまれる贅沢 珠玉のヨーロッパ絵画展−バロックから近代へ−』
長野市在住のコレクター長坂剛氏が長年にわたり収集した「長坂コレクション」から、17世紀西洋のバロック美術の宗教画・世俗画と、19世紀の肖像画・風景画・風俗画などを中心にした58点の油彩画を展示します。ヨーロッパ文化の芳醇な香りと油彩画の醍醐味が味わえます。
図版:オノリオ・マリナーリ「聖チェチリア」
6月21日(火) −7月3日(日)
『匠の技を見る 第40回 日本伝統工芸近畿展』
陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門により、人間国宝作家の作品を含む匠の技と、創造性豊かな伝統工芸作品約250点を展示します。わが国に伝わる優れた無形文化財技術を、肌で感じてもらえる展覧会です。
図版:大村禎一「友禅着物『竹光』」(平成22年受賞作品)
7月9日(土) −9月11日(日)
『五味太郎作品展「絵本の時間」』
これまで350冊以上の著作を手掛けてきた人気絵本作家・五味太郎(1945- )が絵本を完成するまでのプロセスを、代表作の絵本原画やアニメーションなどの資料によって展示紹介する、親子で楽しめる展覧会です。創作体験(お絵かき)コーナーや、絵本の閲覧コーナーも設けます。
図版:五味太郎「ももたろう」より
9月17日(土) −11月20日(日)
『神仏います近江 祈りの国・近江の仏像 −古代から中世へ−』
県内の優れた仏教美術、特に観音像を始めとする仏像に焦点を当て、近年発見された優れた仏像や仏教美術の数々を展示公開します。大津市歴史博物館、MIHO MUSEUMとの一体的な取り組みにより開催する、大規模な展覧会です。
図版:重要文化財 木造地蔵菩薩坐像(甲賀市・檪野(らくや)寺)
11月26日(土) −11月27日(日)
『第31回 近畿高等学校総合文化祭』
近畿地方2府8県(滋賀・兵庫・大阪・京都・和歌山・徳島・奈良・三重・福井・鳥取)の高校生による文化の祭典です。当館では書道部門を展示します。
12月6日(火) −12月18日(日)
『第65回 滋賀県美術展覧会』
滋賀県芸術祭の一環として、第65回「県展」を開催します。平面・立体部門と工芸・書道部門の2期に分けて展示します。
※ 冬期休館:12月19日(月)から2012年1月20日(金)まで
2012年 1月21日(土) −3月11日(日)
『近代の洋画・響き合う美−兵庫県立美術館名品展−』
当館と兵庫県立美術館は、所蔵品の相互活用などの相互協力協定を結んでいます。本展は同館の所蔵品によるもので、小磯良平を中心とした名品を紹介するとともに、小出楢重、金山平三ら関西洋画壇の歴史をも概観する大規模な展覧会です。
図版:小磯良平「斉唱」1941年 兵庫県立美術館蔵
※企画展の観覧料は展覧会によって異なります。金額は追って広報いたします。
※企画展の観覧券で常設展もご覧いただけます。