滋賀県立近代美術館 平成24(2012)年度の常設展示予定

先日ご紹介した、平成24(2012)年度の企画展の予定に続いて、今回は常設展(収蔵品の展示)の予定についてご案内いたします。《日本画・郷土美術》部門の展示と、《現代美術》部門の展示では、展示替えの時期が若干異なっていますのでご注意ください。
なお《小倉遊亀コーナー》も、《日本画・郷土美術》部門に合わせて展示替えを行ないます。


【常設展示室1:近代の日本画と郷土ゆかりの作品】

■滋賀の洋画
4月1日(日)まで
企画展「近代の洋画・響き合う美」に合わせて、大津市出身の黒田重太郎を中心に滋賀県ゆかりの洋画家を紹介。
写真上:黒田重太郎「白衣大士」

■志村ふくみと滋賀の工芸
4月3日(火) − 6月24日(日)
近江八幡市出身の紬織着物の人間国宝・志村ふくみを中心に友禅、陶磁器、竹工芸等を展示。
写真上:志村ふくみ「葵」(源氏物語シリーズ)

■夏休み子ども美術館「ひらけ!! フシギのたからばこ」
6月26日(火) − 9月2日(日)
毎年夏休みに合わせて開催する、親子そろって楽しめる展示。今回は「作品の中の不思議な要素、幻想世界、風変わりな表現法」をテーマに、日本画・現代美術作品を多数展示し、クイズやワークシートで楽しく観賞してもらう。
写真上:三橋節子「雷獣」

日本美術院の作家たち
9月4日(火) −10月28日(日)
わが国最大の日本画団体・日本美術院の巨匠たちによる精華。
写真上:安田靫彦「飛鳥の春の額田王

湖国の風景
10月30日(火) −12月16日(日)
風光明媚な滋賀の風景を描いた日本画・洋画を多数展示。
写真上:重要文化財 近江名所図(部分)


【冬期休館】12月17日(月) −2月1日(金)


■新収蔵品を中心に
2月2日(土) − 3月31日(日)
平成23年度の新しい収蔵品を中心にした展示。


【常設展示室2:アメリカと日本を中心とした現代美術】

■日本の前衛
4月1日(日)まで
企画展「近代の洋画・響き合う美」に合わせて、戦前から始まる日本の作家たちの前衛への試みを紹介。
写真上:菅井汲「まるい森」

■「縦」と「横」
4月3日(火) − 6月24日(日)
ギリギリまで切り詰めた究極の造形要素として現代美術で盛んに用いられる、「垂直線、水平線とそれによる格子構造」による作品を中心に展示。
写真上:ソル・ルウィット「構造体(正方形として1、、2、、3、、4、、5)」

■夏休み子ども美術館「ひらけ!! フシギのたからばこ」
6月26日(火) − 9月2日(日)
日本画・郷土美術部門の会場と同時に開催。
写真上:ジョゼフ・コーネル「シャボン玉セット(月の虹)宇宙の物体」

■物質(モノ)への挑戦
9月4日(火) −12月16日(日)
現代美術の特徴のひとつに、物質性へのこだわりがある。絵具や土など素材の物質感を前面に押し出した作品や、廃材を用いた作品などを展示。
写真上:白髪一雄「地猛星神火将」


【冬期休館】12月17日(月) −2月1日(金)

■写真×絵画
2月2日(土) − 3月31日(日)
写真と見まがう絵画、写真イメージを巧みに取り入れた絵画や版画、古い絵画を再現した写真など、写真と現代美術のクロスオーバーな関係を紹介。
写真上:森村泰昌「芥子の花を持つ肖像」 


■常設展示観覧料(両展示室共通):
一般 450円(360円)、高大生 250円(200円)、小中生 無料  ( )内は20名以上の団体料金。
※県内在住の65歳以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方、および中学生以下の方は観覧無料。
※県内在住で下記に該当する方は「スマイルカード」または「滋賀プラスワン」の提示により観覧無料。
 (1)毎週土曜日(体験学習の日)に来館される高校・特別支援学校の生徒
 (2)毎月第3日曜日(家族ふれあいサンデー)に来館される親子・家族連れの方
 (3)5月5日(こどもの日)に来館される18歳未満の方および同伴の保護者の方
※企画展の観覧券で常設展もご覧いただけます。