「チェブラーシカ展」で見ることのできる映像は?


ただ今好評開催中の「チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち」展は、アニメーションの展覧会ということで会場内にたくさんのビデオプロジェクターを用意し、さまざまな映像をご覧いただいています。旧作チェブラーシカの映像ダイジェストや関係者インタビュー、新作劇場版「チェブラーシカ」や、旧ソ連時代に作られた傑作「雪の女王」の映像ダイジェストや絵コンテなどです。けれども展覧会場では尺の長いアニメ作品を落ち着いて鑑賞するのは難しいものです。そこで本展では「チェブラーシカ」やその他の映像をゆっくり落ち着いてご覧いただけるよう、上映スペースを設けています。残念ながら権利の関係で上映時間は限られているのですが、この時間に合わせてご来館いただければ、素敵な映像をゆっくりとご覧いただけます。
ここでは、上映時間と上映プログラムをご紹介いたしましょう。視聴はいずれも無料です(美術館の無料ゾーンでの上映であるため、観覧券が無くても視聴できます)


■「チェブラーシカ」旧作上映

(c)Cheburashka Project

旧ソ連時代に作られた「チェブラーシカ」全4作を2作ずつ日替わりで上映。日本語字幕版。
▽会場:企画展示室出口そば
▽上映日と内容:
  毎週火・木・土曜日─第1作「ワニのゲーナ」、第2作「チェブラーシカ
  毎週水・金・日曜日─第3作「シャパクリャク」、第4作「チェブラーシカ学校へ行く」
▽上映時間:平日─午後2時から 土・日曜日─午前11時から  いずれも約40分


■劇場版「チェブラーシカ」上映

(c)2010 Cheburashka Movie Partners/Cheburashka Project

2010年に日露合作で制作された「劇場版 チェブラーシカ」(中村誠監督)を週末ごとに上映します。日本語字幕版。
▽会場:講堂
▽上映日時:会期中の毎週土・日曜日 午後2時から(約80分)
 ただし6月23日(土)は「バラライカ・コンサート」開催のため上映会はありません。
 また7月16日(月・祝)は、雪の女王(ディズニーを追い抜くことを目指してソ連ソユーズムリトフィルムで制作された長編アニメ)を上映いたします。


■新進気鋭のロシア・アニメの作家たちの名作選上映

ミハイル・アルダーシン『クリスマス物語』1996年

劇場版「チェブラーシカ」のクリエイティヴ・プロデューサーを務めたミハイル・アルダーシンをはじめ、現在・将来のロシア・アニメ界を背負って立つ新進気鋭のアニメーション作家たちの作品を毎日上映しています。上映作品はすべて本展の第4部で資料等を紹介しているものばかりです。
▽会場:1階ビデオコーナー(講堂わき)
▽上映日時:開館時間中エンドレスで上映しています。
▽上映プログラム:下記の8作品を繰り返し再生しています。総上映時間は約1時間。
  1.アナスタシア・ズラフレヴァー「開くドアに注意」2005年
  2.コンスタンチン・ゴルゴロフ「月の管理人」2007年
  3.マリア・ステパーノワ「ふたりのお姫さま」2009年
  4.スヴェトラナ・ポドヤーチェワ「ルック・アップ」2009年
  5.ディナ・ヴェリコススカヤ「おかしなおじいさん」2011年
  6.ウラジーミル・レシチョフ不眠症」2004年
  7.ミハイル・アルダーシン「クリスマス物語」ダイジェスト 1996年
  8.アレクセイ・アレクセーエフ「ログ・ジャム」より 2009年

展覧会に合わせて、ぜひこれらの映像もお楽しみ下さい。


■「チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち」
▼会 期:2012年6月9日(土)─7月29日(日)
▼休館日:毎週月曜日(ただし7月16日(月・祝)は開館、翌7月17日(火)は休館)
▼観覧料:一般 950円(750円)、高大生 650円(500円)、小中生 450円(350円) ( )内は前売および20名以上の団体料金
▼主 催:滋賀県立近代美術館京都新聞社BBCびわ湖放送
▼後 援:ロシア文化フェスティバル組織委員会ロシア連邦文化省、駐日ロシア連邦大使館、ロシア連邦協力庁、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)日本支部滋賀県教育委員会
▼協 力:チェブラーシカ・プロジェクト、フロンティア・ワークス、ロシア国立映画博物館、公益財団法人 徳間記念アニメーション文化財団平凡社
▼企画協力:株式会社イデッフ