芸術大学との連携展「自然学|SHIZENGAKU ─来るべき美学のために─」は来月開催


県立近代美術館はきたる8月11日(土)から9月23日(日)にかけて、滋賀県内唯一の芸術系大学である成安造形大学との連携推進事業として、企画展「自然学|SHIZENGAKU ─来るべき美学のために─」を開催いたします。


本展覧会は成安造形大学と、同大学がパートナーシップを締結しているロンドン大学ゴールドスミスカレッジとの国際学術交流プロジェクトが発端となっています。同プロジェクトは、欧米とアジアが共有すべき21世紀における大きなテーマ「自然学|SHIZENGAKU」のもとに、自然認識や芸術と自然の関係を日英双方からの視点で掘り下げ、グローバルな時代の新たな「自然美学」の構築を目指そうとするものです。
同プロジェクトでは、日英の双方で展覧会と国際シンポジウムを開催し、複数の芸術媒体と複数の批評的枠組みによって「自然学」への立体的な探求を行います。このたび当美術館で開催するのはそのうちの「日本展」と「第1回国際シンポジウム」であり、プロジェクト・コアメンバーのアーティスト2名(岡田修二+ジャン・レヴァック・ドリヴァー)によるコラボレーションを中核にして、成安造形大学の教員や卒業生も参加する大規模な展覧会となります。鑑賞者・アーティスト・学者・学生が語り合っていける、活性化された場を形成するとともに、“大学”と“美術館”が深く恊働した新たな文化創出の形を提示したいと考えています。


なお、英国展と第2回国際シンポジウムは2013年3月にロンドン大学ゴールドスミスカレッジ他で開催される予定です。
また会期中さまざまなイベントを開催します。詳細は追ってお知らせいたします。


会 期:平成24(2012)年 8月11日(土)─9月23日(日)
休館日:毎週月曜日 ※8月13日(月)・20日(月)・27日(月)は開館予定です。
観覧料:一般850円(650円)・高大生600円(400円)・小中生400円(300円)
    ※( )内は前売及び20名以上の団体料金
主 催:成安造形大学滋賀県立近代美術館
協 力:ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ
協 賛:大和日英基金



▲岡田修二「水辺58」 2010年 174×218cm 油彩・キャンバス

▲ジョン・レヴァック・ドリヴァー ポートレート

▲木藤純子「Snow Child-Grandmother Cherry Blossom」 2011年