企画展「ハービー・山口写真展」と常設展、本日同時オープン!

ひと月の冬期休館が明け、本日2月2日(土)、美術館は再オープンいたしました。

企画展示室では、国内外のミュージシャンを捉えた人物写真や風景写真で幅広い人気を持つ写真家、ハービー・山口が撮影した作品約150点による大規模な個展『ハービー・山口写真展 HIKARICAL SCAPE 雲の上はいつも青空』を、3月31日(日)まで開催いたします。

1950年東京都に生まれたハービー・山口氏は、大学卒業後約10年間滞在したロンドンで撮影した、ミュージック・シーンを中心とする生きたロンドンの写真で高い評価を受けました。その後も日本とヨーロッパを往復し、常に市井の人々にカメラを向け、「希望」をテーマに撮影を続けています。その優しく清楚な作品を好むファンは多く、現在も精力的に活躍している写真家です。
何気ない日常のなかにある人々や街の姿を、優しいトーンのモノクロームで残した写真作品の数々から、現在人々が求めている、希望とともに未来へ向かうポジティブなイメージ[HIKARI]に満ちた空間を作り上げる展覧会です。



■企画展示「ハービー・山口写真展 HIKARICAL SCAPE 雲の上はいつも青空」
■会期=平成25(2013)年 2月2日(土)─3月31日(日)
■休館日=毎週月曜日(ただし2月11日(月・祝)は開館、2月12日(火)は休館)
■観覧料=一般950円(750円)・高大生650円(500円)・小中生450円(350円)
      ※( )内は前売及び20名以上の団体料金
※毎日、午後1時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。



一方の常設展示室では「新収蔵品を中心に」と「写真×絵画」の二つの展示を行っています。(3月31日(日)まで)


日本画・郷土美術部門の展示「新収蔵品を中心に」では、平成23年度の新しい収蔵品をその関連作品とともに紹介し、滋賀県の新しい財産を皆さまに初お披露目いたします。今年平成24年文化功労者に選ばれた日本画家、中路融人(なかじ・ゆうじん)の作品群9点を中心に、大津市出身の近代京都画壇の巨匠・山元春挙(やまもと・しゅんきょ)の珍しい油彩画作品や、江戸中期の近江国日野出身の画人、島崎雲圃(しまざき・うんぽ)の作品などを公開いたします。


また現代美術部門「写真×絵画」では、写真と絵画という異なるジャンルが混交して生まれた、現代の新しい平面作品ばかりを厳選して展示いたします。アメリカン・ポップ・アートの巨匠アンディ・ウォーホルの代表作「マリリン」や、名画の登場人物に扮した自写像を撮ることで有名な森村泰昌(もりむら・やすまさ)がラファエル前派の名画に扮した作品5点など、内外のユニークな作品を多数ご紹介いたします。


■常設展示「新収蔵品を中心に」 2月2日(土)─3月31日(日)
■常設展示「写真×絵画」 2月2日(土)─3月31日(日)
観覧料(共通):一般 450円(360円))、高大生 250円(200円)、小中生 無料
 ( )内は20名以上の団体料金。
※企画展「ハービー・山口写真展」の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。