滋賀県立近代美術館 平成25(2013)年度の企画展予定

滋賀県立近代美術館は平成25(2013)年度に、下記のようなラインナップで企画展を開催いたします。工芸、日本画、現代美術、絵本、泰西名画などバラエティに富んだ内容です。



■装いとしつらえの四季 ─志村ふくみの染織と日本画・工芸名品選─
 4月6日(土) − 6月30日(日)
平成26(2014)年度が当館の開館30周年にあたるのに先立って、館蔵品の精華を見せる展覧会の第1弾。「よそおい」のためにつくられた着物や帯、「しつらえ」のために作られた陶磁器、竹細工、そして屏風や掛軸を、四季の美をテーマに展示します。志村ふくみの紬織着物を中心に、山元春挙菱田春草らの日本画、清水卯一の陶器など。
写真:志村ふくみ「紅襲(桜かさね)」



佐々木マキ 見本帖
 7月6日(土) − 9月1日(日)
1960年代から70年代にかけて「ガロ」「朝日ジャーナル」等でマンガ家として活躍し、その後絵本作家として華々しい活躍を続けている佐々木マキの展覧会です。初期のマンガから「やっぱりおおかみ」「ねむいねむいねずみ」等の代表的絵本の原画など、約200点の作品で佐々木マキワールドの魅力に迫ります。
写真:「やっぱりおおかみ」福音館書店刊 (C)Maki Sasaki,1973



■ポップの目 ─アーティストたちは現代文化に何を見たか─
 9月7日(土) − 10月6日(日)
平成26(2014)年度が当館の開館30周年にあたるのに先立って、館蔵品の精華を見せる展覧会の第2弾。1960年代アメリカのポップ・アートとその周辺に焦点を絞り、彼らポップ・アートの作家たちが現代社会に何を見たかを検証します。現代日本のポップ作品等も併せて紹介いたします。
写真:ロイ・リキテンスタイン「泣く女」



柳宗悦展 ─暮らしへの眼差し─
 10月12日(土) − 11月24日(日)
日常の雑器や民画などに光を当て、新しい美意識や概念を主張する民芸運動を展開した学者・柳宗悦(やなぎ・むねよし。1889-1961)。彼のコレクションを元に昭和11年東京・駒場に開設された日本民藝館の収蔵作品を中心に、民芸運動に一生をささげた柳宗悦の美意識を回顧します。
写真:柳宗悦肖像(日本民藝館にて、1951年)


■第67回 滋賀県美術展覧会
 12月3日(火) − 12月15日(日)
滋賀県芸術祭の一環として、第67回「県展」を開催。平面・立体部門と工芸・書道部門の2期に分けて展示。


【冬期休館】12月16日(月) −2月7日(金)



■幻想の画家ダリとフランス近代絵画の巨匠たち 〜諸橋近代美術館コレクションより〜
 2014年 2月8日(土) − 3月30日(日)
福島県裏磐梯にある公益財団法人諸橋近代美術館は、シュルレアリスムの代表的な作家サルバドール・ダリの世界でも屈指のコレクションで知られ、また近代西洋美術の名画を数多く収蔵しています。同館のコレクションを総括的に紹介する本展は、ダリの絵画・版画・彫刻とともに、セザンヌルノワールゴッホピカソなど、印象派からエコールド・パリにいたる西洋絵画の名品を展観します。
写真:アルフレッド・シスレー「積み藁」1895年 公益財団法人諸橋近代美術館蔵


各展覧会の詳細は追ってお知らせいたします。ご期待下さい。