たいけんびじゅつかん「みんなで染色アート」を開催しました。

たいけんびじゅつかん「みんなで染色アート」を6月23日(日)に開催し、大人と子ども合わせて38人に参加いただきました。

6月のたいけんびじゅつかんは、常設展「工芸×現代美術」に関連し、布に直接絵を描くことと、絵を染めることの違いを知る目的で行いました。
今回は幼児〜小学三年生を対象とし、大きな布2枚に参加者全員で絵を描いて染め、みんなでひとつの作品を作りました。できあがった作品は美術館エントランスに展示しています。
 まず、鉛筆で自由に下描きします。それぞれを「陸の生き物」「海の生き物」をテーマにしました。


↑こっちは海の生き物かな〜?

次に、それぞれが下描きした生き物にろうを引いていきます。


↑鉛筆描きの上から、ろうでなぞります。

ろうは専用のメルポットで溶かして使うため、熱く、小さいお子さんは保護者の方々と一緒に作業しました。筆につけたろうは温度が下がるとすぐに固まってしまうので素早くなぞっていきます。



↑きれいに引けたかな〜?

ろうが乾いたら次は染色です。

染料は赤・青・黄・緑・オレンジ・紫を使って、自分の描いた生き物に好きな色を塗っていきます。


染色がおわったら、背景を色付けします。



↑「陸の生き物」には濃い赤、「海の生き物」には濃い青で背景を塗りました。

この後、参加者のみなさんはお昼休憩をはさみ、常設展「工芸×現代美術」を鑑賞しました。当館学芸員の解説とともに、陶、染織、和紙などを用いた現代日本のユニークな作家たちの作品を楽しみました。


↑大手裕子の絣織の作品《Close to Close’92》です。何の生き物かわかるかなー?


↑この作品は朝倉俊輔の《プラント》です。これは一体何だろうー??不思議ー!

 この間にスタッフで染色した布を乾かし、新聞紙に布を挟んでアイロンをかけ、ろうを落として完成しました!


↑全員で記念撮影!!


出来上がった作品は6月25日(火)から9月1日(日)まで、当館2階くつろぎルーム横から吊り下げる形で展示しております。(エントランスを入って右手に見られます!)また、記念撮影した写真は、後日カードに入れてお送りしますので、参加者のみなさんは楽しみにしていてください!


 次回のたいけんびじゅつかんは、「偶然を見つけよう!」です。

美術館のある文化ゾーンを巡りながら、目に映るものをビデオカメラで撮影しよう。
自然に潜む偶然の出来事をキャッチできるかも?
撮影した作品は簡単な編集をして、みんなで1つの映像作品に仕上げるよ。
『たいけんびじゅつかん特別展 飯川雄大|遭遇するとき』を鑑賞します。
●日時/A:7月14日(日)、B:7月28日(日)13:00〜16:30
●申込締切/A:7月1日(月)、B:7月13日(土)
●材料費/一人500円

このイベントについて詳しくはこちらまで。
皆様のご応募お待ちしております!