たいけんびじゅつかん「お人形をつくろう」を開催しました。

たいけんびじゅつかん「お人形をつくろう」を8月24日(土)に開催し、大人と子ども合わせて39人に参加いただきました。

8月のたいけんびじゅつかんは、絵本作家の市川里美さんを講師にお迎えしました。今回は企画展「佐々木マキ見本帖」の関連ワークショップです。絵本作家でもある佐々木マキさんは趣味でお人形をつくることがあります。全く関係のないように見える絵本作りと人形作りですが、この二つの関係性を考えること、自由な発想で人形を作る楽しみを教えてもらうことを目的に絵本作家によるお人形作りのワークショップを開催しました。

市川里美さんはパリ在住の絵本作家で、作品は日本だけでなく、フランスやアメリカでも出版され、200タイトルを越える絵本は世界中の子どもたちに愛されています。
まず、参加者全員で当館学芸員の解説を聞きながら、企画展『佐々木マキ見本帖』を鑑賞しました。1960年代から70年代初頭にかけてマンガ家として活躍、その後絵本作家として華々しい活躍を続けている佐々木マキさんのマンガや絵本の原画など約200点を楽しみました。


鑑賞後、市川里美さんとお人形作りの始まりです。

市川里美さんは、人形を基にして絵本を描くことが多いそうです。


↑絵本『I am Pangoo the penguin』Philomel Books,2006と、絵本のモデルとなったペンギンのぬいぐるみ。


お人形作りに関して市川里美さんは、型紙を使わず布からザクザクっと切っていくそうです。「この布で作りたい!」というインスピレーションがわくような布、気に入った布を見つけて作ることが大事だとおっしゃっていました。



↑まずは布選び!どの布がかわいいかなー?


市川里美さんが今回のために作ってくださったお人形の絵とお人形を参考にしながら作ります。



↑難しいところはお母さんに手伝ってもらおう!


↑だんだん人形のかたちになってきたかなー。
市川里美さんにアドバイスをもらいながら約2時間30分の制作を終え、全員で記念撮影です。


↑みなさん、自分が作ったお人形を持っています。
市川里美さんもこの時間に作ったうさぎさんと一緒です。


↑お人形さんだけで記念撮影。みんなとってもかわいい!

撮影後は、持ってきた絵本にサインをしてくださいました。



↑作ったお人形も絵にしてくださいました!

今回は、布から顔のパーツまで一から自分で選んでお人形を作り、世界に一つだけの作品ができました。どんなお人形を作りたいか、布からイメージしていく過程でそれぞれの個性が表現されたのではないでしょうか。


次回のたいけんびじゅつかんは、9月29日(日)開催予定の「太陽の下でシルクスクリーン!」です。
太陽の光を利用する、ちょっと変わったシルクスクリーンに挑戦してみよう。
現在活躍中の若手アーティスト加納俊輔さんに直接教えてもらえるよー!

企画展「ポップの目─アーティストたちは現代文化に何を見たか─」を当館学芸員の解説とともに鑑賞します。
応募締切は9月14日(土)必着です。
 ※材料費一人500円が必要です。
このイベントについて詳しくはこちらまで。皆様のご応募お待ちしております。