「ポップの目」展が始まりました
本日9月7日(土)から、秋の企画展「ポップの目─アーティストたちは現代文化に何を見たか─」が始まりました。アメリカ現代美術の充実したコレクションで知られる当館の館蔵品の中から、アメリカン・ポップ・アートとその周辺の作品群を展示し、1960年代アメリカの熱気を今に蘇らせようとする展覧会です。
最初の展示室には、ポップ・アートの代名詞と言えるアンディ・ウォーホルの作品がいっぱい。代表作「マリリン」「フラワーズ」「キャンベル・スープ」など、名前は知っていても実際に目の前で見たことがない、という人も多いはず。
ふたつ目の展示室には、リキテンスタイン、ウェッセルマン、オルデンバーグ、シーガル、ダイン、ローゼンクイストなどアメリカン・ポップ・アートの代表作家たちの名作が所狭しと並んでいます。日本を代表するポップ・アートである、篠原有司男(しのはら・うしお)のバイク彫刻や花魁(おいらん)シリーズ、芸術裁判にもなった赤瀬川原平の複製千円札作品なども展示されています。
3つ目の展示室は1984年以来約20年ぶりの公開となる、ネオ・ダダの巨匠ロバート・ラウシェンバーグが滋賀県の信楽に滞在して制作した、巨大な作品4点を中心にした展示。もちろん、これ以外のラウシェンバーグの版画作品、立体作品や、盟友ジャスパー・ジョーンズの作品もあります。
4つめの展示室は自伝的要素を作品に盛り込むユニークなポップ・アーティスト、ジム・ダインの作品の小特集。またポップ・アート以後の展開を商会するために、ポップ・アートとそれ以後のネオ・ポップ、シミュレーショニズムの作品群を並べた比較展示もあります。
アメリカン・ポップ・アートの全貌に気軽に触れることができる、またと無い機会です。ぜひご来場ください。
企画展示『ポップの目─アーティストたちは現代文化に何を見たか─』
■会期=平成25(2013)年 9月7日(土)─10月6日(日)
■開館時間=9時30分─17時(入館は16時30分まで)
■休館日=月曜日(ただし9月16日(月・休)・23日(月・祝)は開館し、翌17日(火)・24日(火)休館)
■観覧料=一般750円(550円)・高大生500円(400円)・小中生300円(250円)
※( )内は、前売および20名以上の団体料金
◆毎日、午後1時から美術館サポーターによる解説を行います。