「柳宗悦展」いよいよ10月12日(土)オープン!


いよいよ10月12日(土)から、秋の企画展示第2弾「柳宗悦展」が始まります。ただ今、展示作業の真っ最中です。


柳宗悦(やなぎむねよし)は、日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品の中に「用の美」を見出す「民芸運動」の創始者です。彼は、当時ほとんど研究が進んでおらず、美術品としての評価も定まっていなかった日本各地の民衆的工芸品(民芸品)を、各地を渡り歩いて調査・収集し、それらを東京・駒場の自邸隣に開設した「日本民藝館」に収蔵して広く一般に公開しました。本展の展示品も日本民藝館の収蔵品が中心ですが、展示作品点数はなんと400点近く。滋賀県にゆかりの深い大津絵をはじめ、陶器、木工、仏像など幅広いジャンルにわたる「民芸」の全貌を見ることができる、またとない機会です。

会場内には柳宗悦邸の応接室もまるごと再現されています。この他、日本民藝館長も務め、工業デザイナーとしても活躍した宗悦の子息・柳宗理(やなぎむねみち)の作品も展示・公開します。


企画展示柳宗悦展─暮らしへの眼差し─』
■会 期=平成25(2013)年 10月12日(土)−11月24日(日)
■休館日=毎週月曜日。ただし10月14日(月)と11月4日(月)は開館し、10月15日(火)と11月5日(火)が休館
■観覧料=一般950円(750円)・高大生650円(500円)・小中生450円(350円)
     ※( )内は、前売および20名以上の団体料金
◆毎日、午後1時から美術館サポーターによる解説を行います。