企画展「幻想の画家ダリとフランス近代絵画の巨匠たち」と常設展、明日同時オープン!

明日2月8日(土)、滋賀県立近代美術館は冬期休館から明け、再オープンいたします。
企画展示室では、幻想の画家ダリを中心に近代ヨーロッパ絵画の珠玉の名品をお届けする展覧会「幻想の画家ダリとフランス近代絵画の巨匠たち」を開催しています。

本展は、スペインの天才芸術家サルバドール・ダリとヨーロッパの近代絵画の巨匠たちの名品を多数所蔵していることで有名な、福島県裏磐梯にある公益財団法人諸橋近代美術館の所蔵品を、同館の外でまとまった形で一挙に展示公開する初めての試みです。
展覧会第1部では、ピサロセザンヌルノワールゴッホピカソマティスシャガールなど、印象派からエコール・ド・パリを経て、シュルレアリスムにいたるヨーロッパ絵画の流れを珠玉の名品39点により辿ります。サルバドール・ダリを特集する第2部は、ダリの油彩画や水彩画、コラージュをはじめ、優雅で幻想的な彫刻、『カルメン』、『ドン・キホーテ』などスペイン色濃厚な版画シリーズや家具など、奇才ダリの幅広い活動を作品約90点を通して紹介する、充実した内容となっています。


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サルバドール・ダリ「日没大気の寓話」  公益財団法人諸橋近代美術館蔵


企画展示『幻想の画家ダリとフランス近代絵画の巨匠たち〜諸橋近代美術館コレクションより〜』

■会期=2月8日(土)─3月30日(日)
■休館日=毎週月曜日
■観覧料=一般950円(750円)・高大生650円(500円)・小中生450円(350円)
      ※( )内は前売及び20名以上の団体料金



展示室1『新収蔵品を中心に』 2月8日(土)−3月30日(日)
展示室2『版画の愉悦』 2月8日(土)−3月30日(日)
一方の常設展示室では「新収蔵品を中心に」と「版画の愉悦」の二つの展示を行っています。(3月30日(日)まで)


日本画・郷土美術部門の展示は『新収蔵品を中心に』と題し、平成24年度の新しい収蔵品を中心に、関連作品を交えた内容で開催いたします。滋賀県蒲生出身の洋画家・野口謙蔵(のぐち・けんぞう)、野洲出身の洋画家・伊庭伝治郎(いば・でんじろう)、岐阜出身で彦根で活躍した洋画家・島戸繁(しまと・しげる)の3名の洋画家と、近江商人の家系に生まれた幕末〜明治の日本画家・野村文挙(のむら・ぶんきょ)、彦根出身で幕末〜明治期の京都で活躍した近代京都画壇の先駆者・岸竹堂(きし・ちくどう)の2名の日本画家の作品を、新収蔵品とこれまでの収蔵品をまじえつつ紹介しています。


現代美術部門の展示は『版画の愉悦』と題し、木版画・銅版画・石版画・シルクスクリーンなど様々な版技法を用いた現代日本の挑戦的な作品群を通して、わが国の現代版画の豊饒な世界に招待いたします。主な作家は加納光於(かのう・みつお)、池田満寿夫(いけだ・ますお)、オノサト・トシノブ、李禹煥(リー・ウーファン)、黒崎彰(くろさき・あきら)など。展示作品点数は全部で68点です。


常設展示『新収蔵品を中心に』『版画の愉悦』 2月8日(土)−3月30日(日)
観覧料(共通):一般 450円(360円))、高大生 250円(200円)、小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金。
※企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。