たいけんびじゅつかん「凧揚げピクニック」を開催しました

たいけんびじゅつかん「凧揚げピクニック」を4月19日(日)に開催し、大人と子ども
合わせて15人の方に参加していただきました。


今回のたいけんびじゅつかんは、企画展「江戸へようこそ!浮世絵に描かれた子どもたち」と関連したワークショップです。この展覧会は、子どもを題材にした浮世絵を紹介し、親が子を宝物として守り育てた江戸時代の暮らしを知ることができる内容となっています。
今回のワークショップでは、現代の子ども達にも江戸時代盛んに行われていた凧揚げに親しんでもらいたいと思い、企画しました。


初めは、今回の企画展担当の学芸員より、展覧会のギャラリーツアーを行いました。
子ども達は、精緻な技術で描かれた浮世絵にとても驚いていましたが、おもちゃの絵、おとぎ話、妖怪の図なども登場し、現代の子どもも興味が沸くような浮世絵などに見入っていました。

鑑賞後は、いよいよ待ちに待った凧づくりです。今回は比較的初心者でも凧揚げしやすい、ビニールでできた「ぐにゃぐにゃ凧」を作りました。

凧の歴史は古く、起源は中国と言われています。日本には千年前頃に中国から伝わりました。それまで貴族が楽しんでいたのが、庶民にも親しまれるようになったのは江戸時代からです。ちなみに400年前はたこではなく、「いかのぼり」と言われていました。


みんなには大空に羽ばたいて見えるように、鳥の絵を描いてもらいました。


中には、ペンギンや・・・


プテラノドンも・・・!みんな空に舞い上がるかなー?


強烈な色彩とかっこいいフォルム!早く飛ばしたいですね。


できあがった凧を持って、美術館近くの「わんぱく原っぱ」へみんなで向かいます。


凧揚げの前に、腹ごしらえ。みんなでレジャーシートを広げてピクニック!
外でみんなと一緒に食べるお弁当は格別です。


ごはんを食べ終わったと同時に、みんな凧を持って勢い良く走り出しました!


みんなとっても楽しそうです。


保護者の方も、子ども達の様子に感化され、凧揚げを楽しんでいました。

当日の朝は大雨で、凧づくりだけで終了し、凧揚げは中止になるかと落胆していましたが、なんとお昼からは雨が上がりました!みなさまの日頃の行いが功を奏しましたね!ということで、今回のたいけんびじゅつかんも大成功ー!
すてきな家族の思い出を作りに、また美術館に遊びにきてください!

次回のたいけんびじゅつかんは、5月23日(土)開催予定の「親子でコラボ 木版かざぐるま」です。

親子それぞれが描いた絵を印刷して2色刷りの木版画をつくるよ。できあがった木版画は羽にして、親子の特別なかざぐるまにしよう。
木版画家のふるさかはるかさんに直接教えてもらえるよ!

応募締切:5月11日(月)必着 
材料費:一人500円

このイベントについて詳しくはこちらまで。皆様のご応募お待ちしております。