常設展「滋賀の工芸」が始まりました

本日5月8日(金)から、日本画・郷土美術部門の初夏の常設展示「滋賀の工芸」が始まりました(6月28日(日)まで)。紬織着物の志村ふくみ(近江八幡市出身)と京友禅森口華弘(もりぐち・かこう。守山市出身)、鉄釉陶器の清水卯一(しみず・ういち。大津市で没)の3名の人間国宝作家を中心に、滋賀県ゆかりの工芸作家を紹介する展示です。なお、展示室2(現代美術部門)の「生命の気配」は6月28日(日)までそのまま継続展示いたしております。

▲志村ふくみの紬織着物


▲志村ふくみの「裂(きれ)」の展示

森口華弘京友禅着物

▲清水卯一の鉄釉陶器


森口華弘以外には、型絵染の伊砂利彦(いさ・としひこ)、京焼の伝統を受け継ぐ安田全宏(やすだ・ぜんこう)、信楽焼の三代高橋楽斎(たかはし・らくさい)と五代上田直方(うえだ・なおかた)、竹工芸の杉田静山(すぎた・じょうざん)の作品を展示しています。
なお併設の小倉遊亀コーナーも示替えが行われました。展示作品は「故郷の人たち」「少将滋幹の母 挿絵」「窓辺」「百日草」「桔梗」「月」「家族達(昭和34年)」「細雪 挿絵」「花三題」「白桃」の、計10点です。
※会期中、染織作品は展示替えを行います。前期:5月8日(金)─5月31日(日)、後期:6月2日(火)─6月28日(日) 展示替の詳細については「こちら」をご覧ください。


■常設展示「滋賀の工芸」 5月8日(火)─6月28日(日)
     「生命の気配」 3月31日(火)─6月28日(日)
休館日:毎週月曜日(月曜が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館)
観覧料(共通):一般 500円(400円))、高大生 300円(240円)、小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金。
※企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。