常設展「滋賀の工芸」、6月から後期展示に変わります

好評開催中の、日本画・郷土美術部門の初夏の常設展示「滋賀の工芸」は、会期途中で染色作品の展示替えを行ないます。その前期展示(5月8日(金)─5月31日(日))がいよいよ今週いっぱいで終了し、新たに6月2日(火)から後期展示が始まります(6月28日(日)まで)。
展示替えとなるのは紬織着物の志村ふくみ(近江八幡市出身)と京友禅森口華弘(もりぐち・かこう。守山市出身)の作品で、前期・後期それぞれの展示作品は次のようになっています。
【前期展示】5月8日(金)─5月31日(日)
志村ふくみ作品:「七夕」昭和35年(1960)、「蘇芳竪縞」昭和35年(1960)、「桔梗水煙」昭和38年(1963)、「みなくれない」昭和39年(1964)、「窗」昭和39年(1964)、「紫の壱」昭和40年(1974)、「石斛」昭和56年(1981)、「五節」昭和58年(1983)、「小ぐら屏風」平成15年(2003)
森口華弘作品:「竹間」昭和41年(1966)、「羽衣」昭和59年(1984)
【後期展示】6月2日(火)─6月28日(日)
志村ふくみ作品:「薄雲」平成10年(1998)、「篝火」平成11年(1999)、「明石」平成12年(2000)、「賢木」平成12年(2000)、「朝顔」平成13年(2001)、「夕顔」平成15年(2003)、「蛍」平成16年(2004)、「雪輪屏風」平成15年(2003)
森口華弘作品:「松樹文振袖」昭和30年(1955)、「春遊」昭和56年(1981)
なお、志村ふくみ「裂の筥(裂づくし)」昭和59年(1984)は前期・後期通しての通期展示です(中の展示作品は入れ替わります)。

▲志村ふくみ「篝火」

▲志村ふくみ「蛍」

▲志村ふくみ「雪輪屏風」

森口華弘「春遊」


鉄釉陶器の清水卯一(しみず・ういち)をはじめとする、この2作家以外の作品の展示替えはありません。型絵染の伊砂利彦(いさ・としひこ)、京焼の伝統を受け継ぐ安田全宏(やすだ・ぜんこう)、信楽焼の三代高橋楽斎(たかはし・らくさい)と五代上田直方(うえだ・なおかた)、竹工芸の杉田静山(すぎた・じょうざん)ら滋賀県ゆかりの工芸作家たちの作品を多数ご覧いただけます。展示替の詳細については「こちら」をご覧ください。


■常設展示「滋賀の工芸」 5月8日(金)─6月28日(日)
     「生命の気配」 3月31日(火)─6月28日(日)
休館日:毎週月曜日(月曜が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館)
観覧料(共通):一般 500円(400円))、高大生 300円(240円)、小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金。
※企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。