今日から「生誕130年 バーナード・リーチ展」が始まりました


本日7月9日(土)から、いよいよ企画展『生誕130年 バーナード・リーチ展』が始まりました(9月25日(日)まで)。


本展は2017年が、20世紀英国を代表する工芸家バーナード・リーチ(1887〜1979)の生誕130年にたるのを記念して開催するものです。香港で生まれ、3歳までの期間を日本で過ごしたリーチは、10歳で母国の英国に戻ると美術学校で絵画を学びながら日本への関心を抱き、22歳の再来日後は雑誌『白樺』の同人を始めとする当時の芸術家や文化人たちの知遇を得ます。なかでも白樺派の中心メンバーであった柳宗悦(やなぎ・むねよし)に大きな影響を受け、柳らが提唱する「民藝運動」にも深く関わりつつ、やがて作陶の路を志しました。自作の理念を「東と西との結婚」と定めたリーチは、英国セント・アイヴスに自身の窯を築き、また日本各地の窯場でも盛んに創作を行い、その土地の材料や手法を活かした作品の制作に取り組みました。
本展では、日本民藝館が所蔵する、リーチの最初期から晩年までの陶磁器を中心に、エッチング・素描・木工の優品約200点を展示しています。また会期中、講演会やワークショップなどのイベントを開催いたします。

バーナード・リーチ「楽焼駆兎文皿」 千葉・我孫子 1919年 日本民藝館

バーナード・リーチ「ガレナ釉筒描山羊文皿」 St.アイヴス 1952年 日本民藝館


■「生誕130年 バーナード・リーチ展」
◇会 期:平成28年 7月9日(土)─9月25日(日)
◇休館日:毎週月曜日 ただし月曜日が祝日の場合はその翌日
◇観覧料:一般 1000(800)円/高大生 650(500)円/小中生 450(350)円 ( )内は前売および20名以上の団体料金
◇主 催:滋賀県立近代美術館NHK大津放送局、NHKプラネット近畿、日本民藝館京都新聞
◇後 援:滋賀県教育委員会
◇制作協力:NHKプロモーション