本日より秋の常設展が始まりました

本日8月30日(火)より、秋の新しい常設展示「日本美術院セレクション」と「グリッドの美学」が同時にオープンいたしました。


日本画・郷土美術部門》日本美術院セレクション 8月30日(火) −10月23日(日)
日本美術院は、東京美術学校(現・東京藝術大学)の創立に尽力し、近代日本における美術史学の礎を築いた学究の徒・岡倉天心によって明治31(1898)年に創設されたわが国初で最大の在野の美術団体です。伝統に学びつつ新たな日本画を追求する革新的な気風のもと、集った俊英たちは研鑽を重ね、数々の名作を発表しました。今回の展示では、日本美術院を代表する横山大観、下村観山、菱田春草をはじめ、木村武山、安田靫彦前田青邨など、院展を舞台に活躍した作家たちの日本画作品を多数ご紹介します。


《現代美術部門》■グリッドの美学 8月30日(火) −12月18日(日)
20世紀以降の美術において作品を構成する重要な要素が「グリッド(格子)」です。古くはピカソキュビスムから現在活躍中の作家まで、グリッドは現代美術の芸術的起源のひとつと見なされ、その普遍的な構造ゆえ国を越えて多くの作家が取り組んできました。グリッドは見る者を拒絶しているようであり、一方では深い造形世界への没入を歓迎しているようでもあります。コーネル、ラインハート、ステラ、オノサト・トシノブ、桑山忠明などあまたの巨匠たちによる、多様なグリッドが生み出す世界を、どうぞお楽しみください。


常設展示観覧料(共通):一般 500円(400円))、高大生 300円(240円)、小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金。
※企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。



なおギャラリー展示室でも本日から、びわ湖☆アートフェスティバル「次世代文化賞受賞者展」が始まりました。びわ湖☆アートフェスティバル」の一環として開催する本展示は、滋賀県で生まれ活躍している注目の若手作家の作品をお楽しみいただこうと、藤井俊治(平成23年度受賞)、藤永覚耶(平成25年度受賞)、唐仁原希(平成26年度受賞)、岡本里栄(平成27年度受賞)の4名の作品を最新作まで含めて展示するものです。



会 期:2016年 8月30日(火)─9月4日(日)
会 場:近代美術館ギャラリー
観覧料:無料
主 催:滋賀県、公益財団法人滋賀県文化振興事業団、文化プログラムフェスティバル実行委員会
共 催:公益財団法人びわ湖ホール
協 力:株式会社しがぎん経済文化センター、日野町文化振興事業団
後 援:滋賀県教育委員会大津市大津市教育委員会