秋の美術館講座「近江を描く─日本美術における風景表現」受講者募集


▲「重要文化財 近江名所図」(滋賀県立近代美術館蔵)


『美術館講座』は、美術の歴史や作品の見方、制作技法などについて、一般の方々を対象にわかりやすく解説する教養講座です。毎年春と秋の2回、それぞれ異なったテーマを設けて、連続講座形式で実施しています。通算で第 62回目となる今回の美術館講座は、「近江を描く─日本美術における風景表現」と題し、、湖国滋賀を代表する画題である「近江八景」を軸に、日本美術における風景表現について考察します。
第1講「近江名所図を読む」では、滋賀県立近代美術館が所蔵する重要文化財「近江名所図」に描かれたモチーフを読み解いていくことで、近江の地がどのように絵画化されたのか概観します。第2講「瀟湘(しょうしょう)八景から近江八景へ─瀟湘八景の受容と展開─」では、中国における瀟湘八景(現在の中国湖南省洞庭湖(どうていこ)に瀟水(しょうすい)と湘江(しょうこう)という二本の川が合流する付近の名勝「瀟湘」を描いた山水画の画題)の成立と日本での受容、また、近江八景をはじめとした日本における瀟湘八景の展開について考察します。


◆日 程:2016年 11月13日(日) 10時半 ─ 3時(予定)
     午前10時半─12時  第1講『近江名所図を読む』
     午後1時半─3時  第2講『瀟湘八景から近江八景へ─瀟湘八景の受容と展開─』
◆講 師:大原由佳子(当館学芸員
◆受講料:無料
◆会 場:滋賀県立近代美術館 2階ワークショップルーム
◆定 員:40名
◆申し込み方法:
【郵便往復ハガキの場合】
(1)住所、(2)氏名(ふりがなも)、(3)電話番号を明記の上、11月4日(金)までに(必着)下記までお申し込み下さい。電話による申し込みは受け付けませんので、ご注意下さい。受講決定者には締め切り終了後、折り返しその旨を通知いたします。なお、受講希望者が定員を超えた場合、やむを得ず抽選で受講者の決定を行いますので、あらかじめご了承下さい。
【インターネットの場合】
美術館講座受講申込みフォーム(こちら)をご利用下さい。なお携帯電話・スマートフォンから応募される際は、パソコンからのメールを受信拒否する設定をなさらないでください。返信メールが迷惑メールと見なされて届かない場合があります。また一部携帯電話からの申込みができないことがあります。
◆申し込み先:〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1 滋賀県立近代美術館「美術館講座」係
◆応募締切:11月4日(金)