常設展「日本美術院セレクション」は今週限り!

好評開催中の秋の常設展示日本美術院セレクション」の会期が、いよいよ今週末、10月23日(日)限りとなりました。


日本美術院は、東京美術学校(現・東京藝術大学)の創立に尽力し、近代日本における美術史学の礎を築いた学究の徒・岡倉天心によって明治31(1898)年に創設されたわが国初で最大の在野の美術団体です。伝統に学びつつ新たな日本画を追求する革新的な気風のもと、集った俊英たちは研鑽を重ね、数々の名作を発表しました。今回の展示では、日本美術院を代表する横山大観、下村観山、菱田春草をはじめ、木村武山、安田靫彦前田青邨など、院展を舞台に活躍した作家たちの日本画作品を多数ご紹介いたしております。
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菱田春草「落葉」 明治42(1909)年


なお10月25日(火)からは新しく「滋賀の洋画」(12月18日(日)まで)が始まります。故郷・蒲生野の風景を生涯描き続けた野口謙蔵、関西の洋画壇で活躍した黒田重太郎など、滋賀県ゆかりの洋画家たちを取り上げます。

▲黒田重太郎「薮の中の説法場」 昭和36(1961)年


《常設展示》日本美術院セレクション 10月23日(日)まで
常設展示観覧料(共通):一般 500円(400円))、高大生 300円(240円)、小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金。
※現代美術部門の常設展示「グリッドの美学」も同時にご覧いただけます。
※企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。