常設展示「滋賀の洋画」が始まりました

本日10月25日(火)より、常設展示室1(日本画・郷土美術部門)の展示が新しく『滋賀の洋画』に替わりました(12月18日(日)まで)。


当館は、郷土美術の一翼を担うものとして滋賀にゆかりの洋画の収集にも力を入れています。今回の展示では、2度の渡欧を経て関西の洋画壇を中心に活躍した大津市出身の黒田重太郎(くろだ・じゅうたろう)、滋賀県蒲生郡出身で中央画壇への進出を嘱望されながらも、終生愛する故郷を拠点に湖国の風景を描き続けた野口謙蔵(のぐち・けんぞう)いった、近代日本洋画史に大きな足跡を残した2人の洋画家の作品を中心に、湖国滋賀県ゆかりの洋画をご紹介します。

また、野口謙蔵は女流画人として著名な野口小蘋(のぐち・しょうひん)の甥であることから、関連作品として野口小蘋の日本画作品も展示いたしております(上の写真右端)。

なお併設の小倉遊亀コーナーも、本展示に合わせて展示替えが行われました。新しい展示作品は「受洗を謳う」「少将滋幹の母挿画」「百日草」「佳器」「桔梗」「芥子」「少女」「兄妹」「画人像」「画人像 下絵」「瓶花」「花菖蒲」「花と果物」の13点です。


《常設展示》■滋賀の洋画 10月25日(火)─12月18日(日)
常設展示観覧料(共通):一般 500円(400円))、高大生 300円(240円)、小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金。
※現代美術部門の常設展示「グリッドの美学」も同時にご覧いただけます。
※企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。