「つながる美・引き継ぐ心」展もいよいよ23日(水・祝)限り!


好評開催中の秋の企画展示「つながる美・引き継ぐ心ー琵琶湖文化館の足跡と新たな美術館」の会期が、いよいよ勤労感謝の日、11月23日(水・祝)限りとなりました。まだご覧になっていない方は、お急ぎください。
この展覧会は、滋賀県琵琶湖文化館(休館中)に収蔵されている、仏像を中心とした仏教美術作品を公開展示するものです。大津市打出浜に建つ琵琶湖文化館は、滋賀の文化財の保護公開、琵琶湖の観光に寄与するために昭和36年(1961)に開館しました。その収蔵品の中でも、国宝・重要文化財を含む寺社からの寄託品は、全国でも有数の質と量を誇ります。平成20年度より施設の老朽化等の理由から休館となっていますが、近年これらの収蔵品は日本各地、さらには海外でも展示され、多くの方に滋賀の文化の豊かさを知っていただく機会となりました。
これら琵琶湖文化館の収蔵品は、当館を再整備し、平成32年3月に生まれ変わる予定の新たな美術館に引き継がれ、公開される方針です。本展は、琵琶湖文化館が長年守り伝えてきた滋賀の貴重な仏教・神道美術をはじめとする文化財や、担ってきた機能を当館が継承していくことをみなさんにお伝えし、新しい美術館への期待感を高めていただくために開催しています。ご縁のある寺社からお借りした宝物もまじえ、これらを通してこれまでの琵琶湖文化館の取り組みと、これからの展望をご紹介いたします。


『つながる美・引き継ぐ心ー琵琶湖文化館の足跡と新たな美術館』■会 期:平成28年 11月23日(水・祝)まで
■休館日:月曜日(ただし10月10日(月・祝)は開館、翌10月11日(火)は休館)
■観覧料:一般 1100円(900円)/ 高大生 800円(600円)/ 小中生 600円(400円) ( )内は前売および20名以上の団体料金  
■主 催:滋賀県立近代美術館滋賀県琵琶湖文化館京都新聞
■後 援:滋賀県教育委員会NHK大津放送局、BBCびわ湖放送
■助 成:芸術文化振興基金

▲国宝 透彫華籠(神照寺)

▲重文 帝釈天立像(正法寺

▲重文 帝釈天立像(正法寺