絵本の魔術師ドゥシャン・カーライの展覧会、4月24日(土)から


来週の土曜日(4月24日)から、企画展『ドゥシャン・カーライの超絶絵本とブラチスラヴァの作家たち』が始まります。

ドゥシャン・カーライという名前を、あなたはご存知でしょうか? スロヴァキアの首都ブラチスラヴァ出身の挿絵画家で、絵本の魔術師と呼ばれる巨匠です。

東欧の作家であるため翻訳が進んでいないのか、日本での知名度はまだそれほど高くありませんが、世界各地で多くの絵本を出版し、近年は夫人のカミラ・シュタンツロヴァーとともにとともに、アンデルセン童話156作のすべてに挿絵をつけるという偉業を成し遂げたことでも知られています。

今回当館で開催するのは、カーライの芸術をわが国で初めて本格的に、包括的に紹介する展覧会。絵本原画など、約250点もの作品が出品されます。併せて、カーライの指導を受けたスロヴァキアと日本の9作家による、挿絵原画約50点も展示します。

本ブログでもこれから少しずつ、カーライと展覧会の紹介をしてゆきます。お楽しみに。

(写真:ドゥシャン・カーライ『満点をもらったおばかさん』絵本原画 1983年 (C) Dušan Kállay)