今年の企画展予告(1)「ロトチェンコ+ステパーノワ展」

ただ今開催中の「ドゥシャン・カーライ展」の後、今年はどのような展覧会が目玉となるのでしょうか? 先取り情報として順にご紹介してゆきたいと思います。
まずは7月に開催される次回の企画展から。

『ロシア国立プーシキン美術館創立100周年記念
 ロトチェンコ+ステパーノワ─ロシア構成主義のまなざし』

1910年代半ばに興ったロシア・アヴァンギャルド。「芸術の革命」を掲げたこの動きは1917年に勃発したロシア革命によって拍車をかけられ、積極的に社会と関わろうとする新たな動向「構成主義」が出現しました。本展はロシア構成主義を代表する作家であるアレクサンドル・ロトチェンコ(1891-1956)とその妻ワルワーラ・ステパーノワ(1894-1958)の二人の業績を、プーシキン美術館とロトチェンコ・ステパーノワ・アーカイヴ所蔵の作品 170点により紹介するものです。

◆会 期:2010年 7月3日(土)−8月29日(日)
◆休館日:毎週月曜日(ただし7月19日(月・祝)は開館、7月20日(火)は休館)
◆観覧料:一 般950円(750円)/高大生650円(500円)/小中生450円(350円)
     ( )内は前売および20名以上の団体料金

◆会期中、講演会、テルミンコンサート、ピアノリサイタル等を実施いたします。

詳しくはこちらをご覧下さい。


(写真)アレクサンドル・ロトチェンコ作
 「レンギス あらゆる知についての書籍」 国立出版社レニングラード支部の広告ポスター
 1924年(1965年、ワルワーラ・ロトチェンコによる再制作)
 厚紙の上の印画紙にグワッシュ、切り取られた紙 63x88cm  プーシキン美術館蔵