美術館内の施設紹介 その6:ビデオコーナーとミニギャラリー

美術館内にあるさまざまな施設・設備を順番にご紹介しています。その第6回は、美術に関する様々なビデオを終日放映している「ビデオコーナー」と、元はショップだったスペースにオープンした小さな展示場「ミニギャラリー」です。

ビデオコーナーは、自治省(現総務省)が当時推し進めていた「ハイビジョン・ミュージアム構想」のもと、1992年に当館に設置された「静止画ハイビジョンギャラリー」が元になっています。機器の老朽化と静止画ハイビジョンという規格が時代にそぐわないものになったために現在は機器を一新し、美術に関する様々な動画ビデオをエンドレスで再生するコーナーに生まれ変わっています。ふだんは館蔵品に関するビデオを上映していますが、開催中の展覧会によってはそれに関連した内容でビデオの上映を行うこともあります。現在は常設展示「レスポンス−対話と応答」に関連した内容で、展示中の伊庭靖子氏の作品に関するビデオを上映中です。

ミニギャラリーは、元々はミュージアムショップであったコーナー。手狭になったためショップの位置が移動したのに伴い、小さな展示スペースとして生まれ変わりました。昨年度までは成安造形大学の学生たちが入れ替わり立ち替わり作品の展示を行っていましたが、現在は数ヶ月毎に当館主導でさまざまな展示を行っています。いま展示しているのは、初夏のワークショップイベントのご案内です。