「わたし流・作品スケッチ大会」が今年も始まりました

常設展示室に展示中の作品を、子どもたちに自由に模写してもらう夏のイベント「生まれ変われ名画 わたし流・作品スケッチ大会」が、今年も始まりました。4日間開催するうちの前半にあたる、7月10日(土)・11日(日)のイベントの様子を、レポートさせていただきます。

このイベントは《模写》という行為を通して当館の展示品に親しんでもらおうと2006年から毎年開催しているものです。今年は7月10日が13名、11日は29名もの参加者を迎え、あいにくの梅雨空の下でしたが楽しく実施することができました。

このイベント、まずは名物のアート博士の解説で展示室の作品をひととおり見て回るところから始まります。

展示室の中で気に入った作品を見つけたら、その前に座ってスケッチ開始。といっても、使用していいのは鉛筆のみです。あとで彩色する時のために、どんな色で描かれていたかしっかり覚えておきましょう。

もちろん、元の作品そっくりに描く必要はありません。複数の作品を合体させたり、冬の風景を夏に変えたりするのも自由。自分の描きたいものを、描きたいように描くことが大切です。

スケッチを終えたら、ワークショップルームで彩色作業を行います。彩色に必要な画材は美術館で用意してあります。水彩絵の具、パステル、色鉛筆、マーカーといった基本的な画材や、色紙やいろんな素材を切り貼りするための材料など、様々な画材を用いて自分だけの表現を試みることができます。

さあ、どんな作品が仕上がるかな?

完成した作品は、8月17日(火)から22日(日)まで、当館のギャラリー展示室で展示いたします。優秀作品(グランプリ1名、準グランプリ1名、テクニック賞若干名、ユニーク賞若干名)には8月22日(日)の表彰式で賞品が授与されます。

この「わたし流・作品スケッチ大会」、後半は7月18日(日)・19日(祝)に実施いたします。この日展示室内で作品を熱心にスケッチする子どもたちを見かけたら、どうか暖かい目で見守ってあげて下さいね。