「白洲正子展」での作品の解説はどうなってる?

ただ今開催中の「白洲正子 神と仏、自然への祈り」展では、会場の混雑が予想されるため、通常毎日午後1時から実施している「サポーターによる展示作品解説」は実施しておりません。あしからずご了承下さい。
その代わり、本展ではさまざまなかたちで、お客様の展覧会に対する理解を深めてもらえるような配慮を行っています。


まず展示作品のそばには必ず、その作品について白洲正子が触れた著作の一節をパネルにして添えてあります。パネルは原稿用紙を模したデザインになっています。奥深い美意識に裏打ちされた白洲正子の名文を噛みしめながら作品を鑑賞することで、単なる解説文よりもなお一層深く、作品の理解が進むことでしょう。

また会場内のあちこちで、ビデオ映像の上映を行っています。芸術作品はそれを生んだ土地、育んだ場所で見なければならないとする白洲正子の信念に基づき、美術館にいながらにしてその土地の雰囲気を味わってもらえるよう、美しい映像によって各作品の背景がよくわかるように配慮してあります。ビデオの中には展覧会場の外で鑑賞できるものもあります。先にビデオで予習してから、展覧会を見るというのも良いでしょう。

あと有料サービスになりますが、会場入り口で音声ガイドの貸出しを行っています。女優・真野響子さんの美声で、展示作品約90点の中から厳選した20点(うち一点は展示替えのため会期途中からの展示となります)について、わかりやすく解説しています。

機械の使い方は簡単です。借用時にお渡しする「音声ガイド作品リスト」の中から、解説を聞きたい作品の番号を選んでキーで番号を入力して「聞く」のボタンを押すだけ。イヤホンは耳掛け式になっているので、両手がふさがっていても使えますし、耳からスッポ抜けることもありません。ぜひご利用下さい。

なお、毎日午後2時から実施している、サポーターによる常設展示の解説は、「白洲正子 神と仏、自然への祈り」展の会期中も通常通り行っています。