企画展「珠玉のヨーロッパ絵画展−バロックから近代へー」始まりました


本日4月16日(土)から、春から初夏にかけての企画展「珠玉のヨーロッパ絵画展−バロックから近代へー」が始まりました(6月12日(日)まで)。長野市在住のコレクター長坂剛氏が長年にわたり収集した「長坂コレクション」から、17世紀西洋のバロック美術の宗教画・世俗画と、19世紀の肖像画・風景画・風俗画などを中心にした、58点の油彩画を展示する展覧会です。
市井の人々が日々の暮らしの中で愛し、彼らの精神生活を豊かに培ってきた西洋絵画を通して、ヨーロッパ文化の芳醇な香りと油彩画の醍醐味を存分に味わっていただけることでしょう。

毎日午後1時から、美術館サポーターによる作品解説を実施いたします。初日16日(土)と17(日)、19日(火)の3日間は、サポーターの代わりに担当学芸員が解説を務めます。ご興味のある方は1時に合わせてご来場下さい。参加は無料です(別途観覧券が必要です)。


『珠玉のヨーロッパ絵画展−バロックから近代へー』
◆会 期:2011年 4月16日(土)−6月12日(日)
◆観覧料:950円(750円)、高大生 650円(500円)、小中生 450円(350円) ( )内は前売および20名以上の団体料金
◆展覧会構成:油彩画 58点
第1部 バロック絵画(17世紀を中心に):宗教画 19点、世俗画 7点
第2部 近代絵画(19世紀を中心に):肖像画 10点、風景画 8点、風俗画 14点


また本展の会期中、下記のようなイベントを開催いたします。ふるってご参加下さい。


◆会期中の催し (申込方法は各イベントのタイトルの前のをクリックして下さい)
大人のためのワークショップ「実物のモデルを描こう(裸婦)—クロッキーの楽しみ」(事前申込制)
日時:5月22日(日) 午後1時−午後4時
講師:大森翠(画家)
対象:18歳以上  定員=20名  材料費=2,000円


名画とティータイム(事前申込制)
内容:担当学芸員による解説を聞きながら本展のために創作された季節のタルトとお茶を賞味。
日時:第1回4月23日(土)(受付終了)、第2回5月14日(土) いずれも午後2時から
講師:占部敏子(当館専門学芸員)  定員=各回30名  参加費=1,400円(観覧料込み)


たいけんびじゅつかん「はじめての油絵」(事前申込制)
日時:5月29日(日) 午後1時半−4時半
講師:大森翠(画家)
対象:小中学生とその保護者  定員=15家族程度  材料費=お一人500円

せいあんぞうけい・わーくしょっぷ『天使がいた時代の絵をつくろう!3D』(事前申込制)
内容:当館+成安造形大学の共催。親子で「キリストの降誕」を紙粘土で立体的に作る。
日時:5月21日(土) 午後1時−午後4時
講師:千速敏男(成安造形大学芸術学部芸術学科教授)
対象:小学生とその保護者  定員=15家族程度  材料費=一組 1,000円


滋賀県立近代美術館友の会主催講演会「イタリア美術の魅力 イタリアを旅して」
日時:6月4日(土) 午後2時から
講師:宮下規久朗(神戸大学准教授) 参加無料


■記念講演会「名画の楽しみ〜バロックから近代へ〜」
日時:5月8日(日) 午後1時半から
講師:千足伸行(成城大学教授) 参加無料


■日曜美術鑑賞会「『バロック』の魅力」
日時:4月24日(日) 午後1時半から
講師:占部敏子(当館専門学芸員) 参加無料


■名画でびっくりコラージュ(コラージュ(貼り絵)による下敷き作り。親子で参加可能)
日時:5月3日(火・祝)、4日(水・祝)、5日(木・祝)
午前10時から午後3時まで随時受付(1回の所要時間は約20分)
会場:当館エントランスホール  参加無料


■記念コンサート「ドイツバロック音楽の黄金期」びわ湖ホール滋賀県立近代美術館連携事業)
日時:5月15日(日) 午後2時−午後3時  参加無料
出演:河野正孝(オーボエ)、高森真貴子(ヴァイオリン)、成川昭代(チェロ)、河野まり子(チェンバロ)
翌5月16日(月)の午後1時から午後1時半まで、びわ湖ホールメインロビーにて同じ出演者による びわ湖ホールロビーコンサート《珠玉のフランスバロック音楽》』 開催。入場無料。