夏休み子ども美術館、フシギをいっぱい満載して今年も開催!


もうすぐ夏休み。県立近代美術館では毎年夏に、子どもたちや初心者を対象とした美術入門編の展示『夏休み子ども美術館』を開催しています。6月26日(火)から始まる今年の「夏休み子ども美術館」は《ひらけ!! ヒミツのたからばこ》と題し「作品の中の不思議な要素、不思議な世界」をテーマに開催します。人物、もの、風景、色やかたち、そして描かれた不思議なお話。表現された内容はそれぞれ違っていても、どの作品も「フシギ」がかくされています。無料配布のガイドブックを片手に質問に答えながら、作品の中に隠れた様々なフシギをあばき、作品の謎を解き明かしてゆきましょう。
展示作品数は、現代美術部門39点、日本画・郷土美術部門18点。および併設の小倉遊亀コーナー(14点)と工芸展示コーナー(5点)を含めて、総展示点数は計76点となっています。作品展示の他に、カードで遊べるプレイコーナーも用意しています。
また会期中、さまざまな子ども向けのイベントを実施いたします。詳細は追って広報いたします。
ここでは、展示作品のほんの一部をご紹介いたします。

▲泉 茂「プリズム現象」
ずらりならんだ不思議な形。いったいどうやって描いたと思う?

▲紀 楳亭「高士羅浮仙図」
中国の詩人の前に現れた、美しい梅の木の妖精。

▲三橋 節子「雷獣」
闇夜に暴れる不気味な赤い獣は、実は妖怪。滋賀県に伝わる物語。

▲篠原 有司男「モーターサイクル・戦士」
こいつは一体何物だ!? バイクにまたがった裸のゾンビギャル。

▲野添 平米「雲上鶴図」
まるで鏡のような川。同じ場所を描いた別の絵と比べてみよう。

ジョゼフ・コーネル「シャボン玉セット(月の虹)宇宙の物体」
箱の中の小さな宇宙。よく見ると小さな地球がサーカスの綱渡りをしている。



■常設展示「夏休み子ども美術館:ひらけ!フシギのたからばこ」 6月26日(火)−9月2日(日)
観覧料(共通):一般 450円(360円))、高大生 250円(200円)、小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金。
※企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。