「夏休み子ども美術館」が始まりました


当館恒例の夏の常設展示「夏休み子ども美術館」、今年も本日よりオープンいたしました。子どもたちや美術初心者の方々にも楽しく美術に親しんでいただこうと、今年は「美術の中の様々な不思議」をテーマに『ひらけ!フシギのたからばこ』と銘打ち、9月2日(日)まで開催いたします。


現代美術部門の展示は天井から吊り下げられた型抜き人間や、琵琶湖の湖面をそのまま切り取ってきたような風景彫刻など、ユニークな作品がいっぱい。とかく理屈で作品を見ようとする大人の皆さんも、今回の展示ではぜひ理屈ではなく、素直に驚いて楽しんでいただければと思います。


日本画・郷土美術部門の展示は屏風や掛軸など伝統的な形式が中心。けれども共通するテーマの作品を隣どうしに並べたり、月をテーマにした作品を春・夏・秋・冬と季節ごとに用意して比べて鑑賞できるようにしたりと、ただ作品を並べるだけではなく様々な工夫を施しています。

展示中の全作品には、一作品ごとに必ず鑑賞の手引きキャプションが用意されており、展覧会のイメージキャラであるネコのふーちゃんとフシギ大好きおにいさんのシギさん、それにひらめき鳥のキュピの一人と二匹が、おしゃべりしながら作品鑑賞の手助けをしてくれます。もちろん作品をより深く鑑賞していただくためのクイズも用意しています。

そして会場入口では、書き込みながら作品を見て回ることでより一層展示が楽しめる「かきこむワークシート」を無料配布中。書き込む際に便利なように、希望者にはバインダーの貸出しも行なっています。

展示室の出口にはプレイコーナーが用意されており、ここではこれまで見てきた作品がカードになって皆さんをお待ちしています。作品カードを使った数種類のアートゲームをぜひ遊んでみて下さい。楽しく遊びながら、作品がこれまでよりもずっと身近に感じられ、楽しめるようになることでしょう。

企画展「チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち」の鑑賞の帰りに、こちら常設展示室にもぜひお立ち寄り下さいね。


常設展示「夏休み子ども美術館:ひらけ!フシギのたからばこ」 6月26日(火)−9月2日(日)
観覧料(共通):一般 450円(360円))、高大生 250円(200円)、小中生 無料
( )内は20名以上の団体料金。
※企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。