常設展示「滋賀の洋画」「工芸×現代美術」オープン!


4月に入り、美術館の周囲はサクラが咲き誇っています。見どころはたぶん今週いっぱい。


さて本日4月2日(火)から、常設展示室では新しい内容の展示が始まりました。郷土美術部門・現代美術部門とも、ふだんの展示とは一風変わった興味深い内容となっています。(会期はいずれも6月23日(日)まで)




『滋賀の洋画』 4月2日(火)─6月23日(日)
《展示室1:日本画・郷土美術部門》では、滋賀県蒲生町(現・東近江市)の出身で「油絵で描いた日本画」と評される独特の世界を築き上げ、日本的洋画の開拓者のひとりとなった野口謙蔵(のぐち・けんぞう)と、大津市の出身で小出楢重(こいで・ならしげ)・鍋井克之(なべい・かつゆき)らとともに昭和期の関西洋画壇を支えた重鎮画家・黒田重太郎(くろだ・じゅうたろう)を中心に、滋賀県ゆかりの洋画家たちの作品を集めた展示を行っています。とりわけ、近年人気の高まっている野口謙蔵の作品は一挙10点を公開。大画面の作品がズラリ並んださまは圧巻です。




『工芸×現代美術』 4月2日(火)─6月23日(日)
一方、《展示室2:現代美術部門》では、陶、染織、紙工芸など伝統的な工芸技法を用いて斬新な造形を制作している、現代日本の作家たちの精華を紹介する展示を開催いたします。出品作品数は10名による計16点。いつもの蛍光灯による照明とはうって変わって、スポットライトでドラマティックに照らされた巨大な立体作品の群れに圧倒されます。伝統の技がどのように現代的な作品へと生まれ変わったのか、あなたの目でぜひ確かめてください。


常設展示「滋賀の洋画」「工芸×現代美術」 4月2日(火)−6月23日(日)
観覧料(共通):一般 450円(360円)、高大生 250円(200円)、小中生 無料
( )内は20名以上の団体料金。

※企画展「装いとしつらえの四季」(4月6日(土)−6月30日(日))の観覧券で、常設展もご覧いただけます。