明日から企画展示「装いとしつらえの四季」が始まります


美術館の周囲は今、桜の花盛り。上の写真は美術館の北側に拡がる日本庭園の心字池越しに見た、当館の企画展示室です。桜だけでなく、文化ゾーン公園全体が春の花で覆われて、ピクニックに絶好のスポットと化しています。この週末にでも、家族揃ってぜひお越しください。

明日4月6日(土)から、いよいよ企画展示「装いとしつらえの四季―志村ふくみの染織と日本画・工芸名品選―」が始まります。ただ今展示作業の真っ最中です。


春の桜、夏の海、秋の紅葉、そして冬の雪景色。日本には四季の美しさを目で観て楽しむだけでなく、「装い」や「しつらえ」のなかに取り入れて、心の潤いとしてきた長い歴史があります。本展ではこうした「四季の美」をテーマに、「装い」のために作られた着物や帯、「しつらえ」のために作られた陶器、竹工芸、掛軸、屏風といった作品を、当館コレクションから選りすぐって「春」「夏」「秋」「冬」の四つの章に分けて展示いたします。
展示のメインとなっているのは滋賀県近江八幡市出身の人間国宝作家・志村ふくみの華麗な紬織着物の数々です。前期(5月19日(日)まで)・後期(5月21日(火)から)各24点の着物の他、着物に合わせた帯・帯揚・帯締や裂(きれ)なども展示いたします。


企画展示『装いとしつらえの四季―志村ふくみの染織と日本画・工芸名品選―』

■会期=平成25(2013)年 4月6日(土)─6月30日(日)
会期中、日本画と染織作品については、前後期に分けて展示替えを行います。陶芸・竹工芸作品については展示替えはありません。
★前期:4月6日(土)─5月19日(日)  ★後期:5月21日(火)─6月30日(日)
■開館時間=9時30分─17時(入館は16時30分まで) 
■休館日=月曜日(ただし4/29・5/6は開館し、4/30・5/7は休館)
■観覧料=一般750円(550円)・高大生500円(400円)・小中生300円(250円)
     ※( )内は、前売および20名以上の団体料金