本日美術館オープン。「ビアズリーと日本」展も始まりました


いよいよ本日2月6日(土)、当美術館は冬期休館を終え再オープンです。そして本日から新しい企画展示『ビアズリーと日本」が始まりました。

オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』の挿絵で有名な、19世紀英国が誇る夭折の天才画家オーブリー・ビアズリー(1872-98)。その影響はヨーロッパのみならず、欧米の美術の動向に熱いまなざしを注いでいた大正期の日本にも伝わり、版画家や挿絵画家、グラフィックデザイナーへ絶大な影響を及ぼしました。本展は19世紀末から20世紀にかけて、ビアズリーを軸に展開した日英のアートの相愛関係を、およそ270点のイラスト、版画、装幀本でご紹介します。わずか6年に満たない歳月を駆け抜け、常に高い完成度の独創的な仕事を遺した奇才ビアズリー。現代イラストの原点とも言えるその傑作の数々と、妖しい魔力に満ちたビアズリーの白黒の世界から養分を吸い取り、独自の花を咲かせた日英のアーティストたちの個性あふれる作品をお楽しみください。



なお明日2月7日(日)の13:00から展覧会場において、当館学芸員がギャラリートーク(作品解説)をおこないます。参加費は無料です。(要観覧券)


企画展示ビアズリーと日本』
■会期=平成28(2016)年 2月6日(土)─3月27日(日)
■休館日=毎週月曜日(ただし3月21日(月・祝)は開館、翌3月22日(火)が休館)
■観覧料=一般 1000円(800円)/高大生650円(500円)/小中生450円(350円)
      *( )内は前売および20名以上の団体料金