文化ゾーンの池を探検 その4

美術館の北側にある「心字池」に注ぎ込む川。その水源に向かって探検してゆく散策路紹介の第4回です。

川の流れる音をたよりに、迷路のような散策路を川から離れないようにたどって遡って下さい。途中で何度か川を渡り、川は上流に向かうに従ってさまざまな姿を見せてくれます。

時には上の写真のようにゆったりとした流れになって大きくカーブするかと思えば、時には下の写真のように、滝を思わせる急流となって激しい水音を轟かせます。

実はこの川の上流は、公園内でも紅葉がもっとも美しいゾーンになっています。新緑の美しさも格別ですが、紅葉の季節にはさらに艶やかな装いで訪れる人々の目を楽しませることでしょう。

そして終点。はるばるやって来た上の写真が、この川の水源です。ここはなんと、美術館の企画展示室のすぐ裏側。ガラス貼りの廊下から「お城の石垣」のように見える場所のすぐ上なのです。実はこの水源、心字池の水がポンプで汲み上げられ、浄化装置を経た後に循環しているのです。
種を明かしてしまうと興醒めですが、お子様連れで川に沿って探検されると変化に富んだルートを楽しめ、また自然学習にも繋がる、素敵なルートとしてご紹介いたしました。