滋賀県立近代美術館 平成24(2012)年度の企画展予定

滋賀県立近代美術館は平成24(2012)年度に、下記のようなラインナップで企画展を開催いたします。古美術から滋賀県ゆかりの現代美術、アニメ、写真などバラエティに富んだ内容です。



■日本絵画・組み合わせの美
 4月14日(土) −6月3日(日)
掛軸や絵巻、屏風などバラエティ豊かな形態を誇る日本の絵画は複数の点数がセットになり、組み合わせて鑑賞する作品が多い。館蔵の日本画から一双、一対、揃いなどの組み合わせを楽しめる作品を展示し、一つの画面で完結する作品とは異なる表現や創意工夫を紹介する。
写真:北野恒富「暖か」(左)「鏡の前(右)



チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち
 6月9日(土) −7月29日(日)
2012年がロシアアニメ誕生百年に当たるのを記念し、日本でも人気の高いキャラクター、チェブラーシカの原画、資料、ジオラマ、映像などの展示により、アニメーション映画の創作過程などを多面的に紹介する。「雪の女王」等名作アニメの原画も合わせて展示。
写真:チェブラーシカより「くだもの屋の前」



成安造形大学滋賀県立近代美術館 連携推進事業
『自然学』SHIZENGAKU 〜来るべき美学のために〜
 8月11日(土) −9月23日(日)
県内唯一の芸術大学として、当館と強い連携事業に取り組んでいる成安造形大学が、芸術と自然観の関係を見つめ直し、同時代的な美学の再構築を目指す企画展。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジからもアーティストを招き、国際シンポジウムやワークショップなどを多彩に繰り広げ、美術館と芸術大学の新たな恊働の形を創造する。
写真:岡田修二(同校造形美術科教授)「水辺58」



石山寺縁起絵巻の全貌 〜重要文化財七巻一挙大公開〜
 10月6日(土) −11月25日(日)
滋賀県大津市にある西国巡礼十三番札所で紫式部ゆかりの古刹、石山寺。その草創と本尊の霊験譚を描いた重要文化財石山寺縁起絵巻全七巻を一挙に公開する、これまでになかった展覧会。近年の模本や資料をふくめた調査の成果から、その全貌に迫る。
写真:「石山寺縁起絵巻第2巻」より部分


■第66回 滋賀県美術展覧会
 12月4日(火) −12月16日(日)
滋賀県芸術祭の一環として、第66回「県展」を開催。工芸・書道部門と平面・立体部門の2期に分けて展示。


【冬期休館】12月17日(月) −2月1日(金)



ハービー・山口写真展[ポートレイツ・オブ・ホープ
 2月2日(土) −3月31日(日)
国内外のミュージシャンを捉えた人物写真や風景写真で幅広い人気をもつ写真家・ハービー山口の個展。ロンドンや東京の街とそこに生きる人々の素顔を映し出したシリーズ、ベルリンの壁崩壊当時に現地や東欧で撮影した写真など、人と社会への温かい眼差しが感じられる作品を紹介。
写真:「Joe with a Roll up」1980年 (C)ハービー・山口


各展覧会の詳細は追ってお知らせいたします。ご期待下さい。