ロシアから来たチェブラーシカがTVと展覧会で!

チェブラーシカを知っていますか? ロシアからやって来た、クマのようなサルのようなリスのような、不思議な生き物です。1966年にエドゥアルド・ウスペンスキーの童話で初登場し、1969年に巨匠ロマン・カチャーノフの手によって人形アニメ化したことで人気が爆発。今ではロシアの国民的キャラクターとして、オリンピックのロシア選手団のマスコットにもなっているほどの人気者です。大きな耳と茶色の毛、つぶらな瞳が特徴で、無邪気でひたむき、愛らしくて、でもどこか哀愁を帯びたチェブラーシカ。日本でも近年若い女性を中心に人気が沸騰し、平成21年度のJR西日本のマナー呼びかけポスターに使われるなど、今では子どもから大人まで幅広い層に受け入れられています。

このチェブラーシカのオリジナル版アニメーションが、4月30日(月・祝)の午前9時から10時10分まで、NHK Eテレで放映されます。1969年から83年にかけて作られた人形アニメーション映画全4話のデジタルリマスター版で、もちろん日本語吹き替えです。親と子が一緒に楽しめる、心暖まる内容の楽しくて可愛い、でもちょっと哀愁に満ちたアニメです。ファンの方や子どもたちはもちろんのこと、まだチェブラーシカをご覧になっていない方はぜひチェックして下さい。

そしてきたる6月9日(土)から7月29日(日)まで、今度は滋賀県立近代美術館で「チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち」展を開催いたします。アニメのスケッチや絵コンテ、人形やマケット(舞台装置)、童話の挿絵原画など貴重な作品を展示し、チェブラーシカの人気の秘密に迫ります。もちろんアニメの上映も毎日行います。詳しいことは追ってお知らせしますので、楽しみにしていてくださいね。


チェブラーシカ デジタルリマスター版(日本語吹き替え版) 全4話」放映
■放映局:NHK EテレNHK教育テレビジョン
■放映日時:4月30日(月・祝) 午前9時─10時10分


企画展示「チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち」
■会期=平成24(2012)年 6月9日(土)─7月29日(日)
■休館日=毎週月曜日(ただし7月16日(月・祝)は開館、翌7月17日(火)は休館)
■観覧料=一般950円(750円)・高大生650円(500円)・小中生450円(350円)
      ※( )内は前売及び20名以上の団体料金