たいけんびじゅつかん「羊毛フェルトでふわふわ壁飾りを作ろう!」を開催しました
たいけんびじゅつかん「羊毛フェルトでふわふわ壁飾りを作ろう!」を10月18日(日)に開催し、大人と子ども合わせて19人の方に参加していただきました。
すっかり涼しく、でも冬の寒さは少し先。そんな秋の時期にぴったりの物作りのイベントを開催しました。
今回のたいけんびじゅつかんは、企画展「生命(いのち)の徴(しるし)−滋賀と「アール・ブリュット」」の関連ワークショップです。
初めは担当学芸員より、展覧会のギャラリーツアーを行いました。
生(き)の芸術を意味する「アール・ブリュット」。「正規の美術教育を受けていない人たちが伝統や流行に左右されずに生みだすアート」のことを表すこの言葉はここ最近よく聞かれるようになりましたが、まだ本物を観たことがない人もいるのではないでしょうか。
学芸員が、子どもたちにそんな「アール・ブリュット」作品の持つ魅力を伝えました。
ギャラリーツアーの後はいよいよワークショップです。
実は、アール・ブリュットの作家の方で羊毛フェルトを使った作品は、今回は展示されていないのですが、子どもたちには普段使用したことのない素材と向き合ってもらいたいという気持ちを込めて、このワークショップを企画しました。
今回の講師は、羊毛フェルト作家の山野若菜さんです。
山野さんは、羊毛フェルトを教室で教えたり、自身の羊毛フェルトバッジブランド「wakana yamano」を立ち上げたり、多方面で精力的に活動されています。
今回はニードルフェルトで壁飾りを作るということですが、一体どんな作品が生まれるのでしょうか。
まずは先生から、羊毛フェルトと道具の扱い方の説明です。
ふわふわにしたり、立体的にしたり、線にしたり、まるくしたり・・・色々な仕上がりが可能です。
②次に、下絵に合った羊毛の色を選び、針で布に刺してくっつけます。
③面積が広い部分は、5針セットできるアップリケパンチャーで刺していきます。
今回は針を使用することや、扱ったことのない羊毛フェルトを使用することで、心配していましたが、そんな不安をよそに、子どもたちは、短い時間で羊毛フェルトを使いこなし、壁飾り作りに没頭!
↑壮大な宇宙を黒の画面に紺のフェルトをぼかして表現!おみごと!
↑愛犬のチワワを愛情いっぱいにこめた作品!手も立体的で飛び出しそうです。
↑さわやかな空の色と真っ赤な木のコントラストがすてき♪
↑これは・・・もしや!今回かめぼーを作ってくれた人が3人も!うれしいです♪
↑みんな、羊毛フェルトにすぐにとりかかり、工夫し、クオリティの高い作品に仕上げてくれたので、先生も驚いていました。
温かみのある羊毛フェルトは見ているだけで気持ちが和らぎますが、やわらかい羊毛の手触りが心地よく、作るのもほっこりします。
またあきの夜長に挑戦してみてくださいね。
次回のたいけんびじゅつかんは、11月15日(日)開催予定の「アール・ブリュットとはなそう!アートをつくろう!」です。
アール・ブリュットの作品とお友だちになって、みんなで楽しくおしゃべりしよう。
おしゃべりした後は、虹色の色鉛筆まるまる1本を使い切って、自由に絵を描くよ。
対象:小学1年生〜中学3年生と保護者 ※小学生以下は保護者同伴
応募締切:11月2日(月)必着
材料費:一人100円
企画展「生命(いのち)の徴(しるし)−滋賀と「アール・ブリュット」」を鑑賞します。
このイベントについて詳しくはこちらまで。皆様のご応募お待ちしております。