「美術館の広報を体験!」田上中学校の生徒による職場体験の感想

滋賀県立近代美術館では毎年、近隣の中学校の職場体験を受け入れています。
今回は大津市立田上中学校の生徒さん3名(女子1名、男子2名)をお迎えしました。

一週間を通して、受付・監視の仕事や、警備、発送の仕事、そして展覧会の作品の解説等、美術館の仕事を表から裏の裏まで体験してもらっています。

最終日は、今年度から「広報」の仕事も体験してもらうようになりました。
主に、美術館の公式ブログやツイッター等に掲載する写真を撮影してもらっています。

本人が気に入った写真と合わせて、美術館の職場体験による感想も載せていますので、お楽しみください。



まずは、Kさん(女子)の写真です。

当館の所蔵品であるアレクサンダー・コールダーの《フラミンゴ》と自然の緑たちが見事に調和していますね。


ケネス・スネルソン《ニードル・タワー》を下からのアングルで撮影。迫力があります。

私は、この職場体験を終えて最初のときは、ほとんど不安なことばかりで「ちゃんとできるかな」と思っていましたが、仕事をこなしていくうちにどんどん自信が持ててよかったです。
仕事内容では普段はなかなかできないことをたくさん体験することができました。その中でも解説の仕事が一番私の中では貴重で楽しかったです。
この職場体験を通じて、私は仕事には裏方のことが表の仕事より大事な仕事なのだと思いました。
短い間でしたが近代美術館のみなさん、ありがとうございました。


次に、Tさん(男子)の写真です。

これらは作品ではありませんが、道のカーブと斜めのアングルが酔いそうで、おもしろい写真に仕上がっています。

TさんもKさんと同様に《ニードル・タワー》を撮影してくれました。左寄りの構図がおもしろく、空の高さを感じさせてくれます。

僕は最初どんな仕事をするのかわからなくて緊張していたけど、美術館に職場体験で来てみると職場の人がやさしくしてくれて、仕事はチラシをわける仕事やいろいろな貴重な事を見学させていただいて本当に4日間は短かったです。
いろいろお世話になりましたがありがとうございました。

最後に、Hさん(男子)の写真です。



水滴の落ちた瞬間を見事にキャッチ!水面に映る影のゆらぎもきれいです。



雀が木の上で休んでいる姿を捉えてくれました。一所懸命追いかけて撮影してくれていました。

最初は、美術館に行ったことがなくて、見たこともなかったので、どんな所だろう、と思っていましたが、とてもきれいで、ここに来て良かったと思いました。
いろいろなお仕事を体験させて頂きましたが、たくさんの事を知り、仕事のおもしろさ、大変さなどを、教えてくださいました。
4日間という短い期間でしたが、職場の方に、とても優しく、親切に接して頂きました。また機会があればこの美術館に行きたいです。
短い間、お世話になりました。ありがとうございました。


長いようで短い職場体験の期間でしたが、みんなどんな仕事に対しても熱心に取り組んでくれました。
またいつでも滋賀県立近代美術館に遊びにきてくださいね。お待ちしています。